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正武推奨の一枚/一曲

Betcha
Stanley Turrentine





 元々、小学生の後半に「オーディオ」に目覚め小学生当時のお気に入りの楽曲は後期のバロック、ヘンデル、バッハといったところ・・・その後、中学2年生の時にドビュッシーの楽曲に衝撃を受け、ピアノ曲&シンセサイザーに傾倒していきましたが、このスタンリー・タレンタインさんの演奏を初めて聴いた1970年代の後半−79年頃?だと思うのですが・・・・、その頃は夜な夜な(笑)ほぼ毎日のようにクロスオーバーイレブンとジェットストリームを聞いていて聴く楽曲の幅も広がっていたのではありましたが、中学入学と同時に無理矢理入れられたブラスバンドに所属していながら、どうにもサックスの音というのは好きでなかったのが一変したのがこの演奏でした(^_^)

 当時、ほぼ毎日欠かさず聞いていたジェットストリームで流れいて感動して翌日には石丸電気に走っていました(昔は今と違ってFMでかかったレコードを「ちょうだいな」と近所のお店に行ってもおいそれと簡単には入手はでず、石丸電気さんなら大概のモノは揃っていました(^_^)何の楽曲だったか忘れましたが、当時石丸さんに赴き店員さんの前で鼻歌歌ったら、「たぶんこれでしょう」って「当たり」レコードが出てきたときは真のプロフェッショナルとはこういう人たちのことを言うんだな〜と子供心に感動しました、(^_^))

 閑話休題
 前振りが長くなりましたが、私にサックスって素晴らしいと認識されてくれたのが、本日のお題目の「Betcha」であります。これまた今では死語と化した(^^ゞフュージョン系に仕立てられた楽曲のアルバムです。人によってはジャズ・フュージョンあるいはスムースジャズとも・・・・
 ・・・まぁジェットストリームでかかるぐらいですから、一寸ソフト系な耳障りの良い楽曲も含まれているわけですが、それの完成度というか演奏の素晴らしさはもう筆者のような文才に乏しい人間にはそれこそ文字通り筆舌に尽くしがたいものなのですが、、、(^^ゞ
 ある時は楽器を楽器らしく吹いていると思えば、これが楽器から出てくる音なのか?と思わず呟いてしまうような、まるで「話している」「歌っている」様な奏法を眼前に繰り広げられる感動の一枚であります。
 サックの音なんてというサックス嫌いの方から、サックス好きという方まで一度は聞いて頂きたい個人的には名演と思う一枚です。

 これも、お気に入りの一枚でしたのでLPはそれこそすり切れるまで聞いて、筆者が所有コレクションのデジタル化が可能になった頃には既にだいぶ盤面が悪化していて、「CDどっかにはないのかなぁ〜」とことある毎に「検索」していてもいっこうにヒットせず、諦めていたのですが、、、、(; ;)
 数年前についにCD化されたのかヒットしたので速攻でゲットしたモノであります。。。。\(^o^)/1970年代後半のこの演奏が2000年代に入ってからCD化されたということは、やはりそれなりに評価している人は評価しているだなぁ〜とドラマチコと同様自分の耳の確かさに密かに感動した一枚。

Take Me Home
 テナー・サックスをサックスらしく「吹いている」まぁ吹奏楽器ですからね(笑)演奏の楽曲。オーディオ的にはこの割とオフマイク気味に録音されているにもかかわらず「吹いている感」が如何に表現されるかがポイントとなります、高音の抜けの良いシステムでないと寸詰まり(^^ゞに聞こえてしまうのであります。楽器を持ち上げながら吹いているというか吹き上げている爽快感じが上手く表現されるかが聞き所。最後の40秒ほどはキー運びが眼前に浮かぶかどうか・・・

Love Is the Answer
 甘くメローな楽曲でありますが、まるで、「会話をしている」が如くな表現力が俊逸な楽曲。バックのコーラスとのやりとりもまるで同じ土俵で行われているのが聞き所となりましょうか、サックスというのはキーを押さなくても音程を変えられるんだぁ〜と解る一曲。マイク位置はオンマイクというかわりと近めの録音で、オーディオ的には息づかいがヌケよく再生できるかが聞き所。

Betcha
 アルバムタイトルになっている楽曲であります。ホップの効いた美味しいビールのような喉ごしというか耳ごし?(笑)な演奏の楽曲であります。当時高校生だった筆者がどうしてそう思ったのかは謎です(爆)マイクの位置は中庸。バックのパーカッションやらストリングスが昔風のステレオタイプに割り振られている中に(CD化にあたりこの辺の広がり感が極端にデフォルメされててしまっているのは残念)しっかり、サックスが定位して聞こえるかがポイント。5:45過ぎからの歌い上がる感じの演奏は正に爽快の一言。

Concentrate on you
 マイク位置はわりと近め、それでいてエコーの量が多いので眼前に息の吹き込み伝わってくるとともに、広がり感が感じられるのがポイント、楽器を「吹いている感」が満ちています。LPレコードの時はさほど感じなかったのですが、CD版ではバックのストリングスとの整合性は今っとなってはイマイチか・・・

You
このアルバムの中での一番のお気に入り、当時好きだった人の名前と似ていたというのと無関係ではない(^^ゞ、この演奏、もうこれが「楽器から出てきている音なのか?」と衝撃を受けた奏法が素晴らしの一言。私の耳には吹いているようには聞こえません。まるで歌っているように聞こえます。マイク位置はわりと近め、エコーも少なめでそれでいて「サックス」の存在はあまり感じさせず、リードが直接音を発しているかのような不思議な録音。オーディオチェック的には4:30あたりからのバックのストリングスが少しずつ音程を上げていくのがリニアに聞こえるかどうかが聞き所。

Hamlet(So Peacefjl)
 これもお気に入りの楽曲。マイク位置はわりと近め、また楽器の存在感も全面に押し出されてきています。キーの運びが目に浮かぶような演奏。で、ありながらそのサウンドはまるで「歌っている」がごとく、演奏と言うよりは歌に近い。。。。オーディオチェック的には、アルバムを通してとわりとムーディーなアレンジ&録音に終始しているバックのストリングスやらパーカッションの中で、異彩をはなつというか、やけにリアルな鉄琴の音がポイントでしょうか。これがどれだけリアル感を以て再生されるか・・・突っ込みどころになります。ラスト一分はその「ささやき」にもう身も心も解けてしまいそう〜(^^ゞ
 ジャケット写真のおじさんが演奏してるとはとても思えなぁ〜い(笑)甘い響きの音に、人は見かけによらないモノだと子供心に思ったモノです(爆)

Long Time Gone
 マイク位置はわりと近め、エコー負荷量も少なめで、ソリッド感のある演奏。が、最初方こそ楽器を「演奏」している感じがしますが1:11過ぎからはもう「演奏」というよりは「歌」に近い。当然楽器は「吹く」ものですが、「吸って」る時も音が出てるんじゃないか?と思わせるなぐらいな楽器の存在を忘れさせる、その奏法には衝撃を受けました。オーディオ的にはストリングスがわりと厚みをもって再生できるか、それに消されがちなギターの粒立ち感がだせるか、、、ポイントか。

Together Again
 これがテナーサックスの音か!!と思わせるぐらい、深くて豊かな音が味わえる一曲。これも楽器を吹いていると言うよりは「歌っている」と表現した方が良いような演奏と言うよりはサウンド。2:01過ぎからはもうとても管楽器のサウンドには聞こえません。3:24過ぎからはこのアルバムでの一番の聞き所。音符の後に更に譜面に無い音が付け足されるようなだめ押しの目に見えないというか「耳に聞こえない」音感が感じられるその奏法は俊逸。ラスト40秒はまさに歌っている感じで楽器を演奏してる感じがなのが不思議なサウンド。



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