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バリヤクリン 光触媒コート



「解って」使う分には値段のわりには効能高し
「違いのわかる人」にお勧め

 タイホー工業さんのバリヤクリンの新型。従来のバリヤクリンもまだ販売されているようなので、モデルチェンジというよりは追加製品の様子ですが、これがあれば従来型は不要なような気もし無いでもない今日この頃の製品。

 特徴としては汚れが付きにくくなるというもので、従来のバリヤクリンと能書き的には似ていますが、酸化チタンが配合されて光触媒効果により自己洗浄効果を発揮するというのが売り文句となっています。

 メーカーさんによる能書きとしては

・ボディー表面の汚れを光触媒反応で分解。
・親水性(水をはじかない)タイプなのでレンズ現象を防止。
・静電気防止効果でホコリがつきにくい。
・ワックスがけと汚れ落しが同時にできるワンステップコーティング。

 ・・・とあります。

 施工は超簡単。ムラの発生も全くといって良いほど無く、施工性は非常に優れています。
 付属のスポンジは使いやすくアイディアは良いのですが肝心のスポンジ面の質がイマイチなので筆者的には他の製品を使用された方が良いのではないかという気もします。
 で、これで、光具合が良ければもう、百点満点言うこと無しの製品ですが、色艶に関しては残念ながら平均点以下です。また恐らく配合されている酸化チタンの色なのでしょうが仕上がりが仔細に見るとやや黄味がかって見えます。んが、この辺はボディーの保護を優先と割り切るべきかと思います。
 値段と効能の素晴らしさを考えると、筆者的にはお勧め品といって良いと思います。この上色艶も求めると言うことであればポリラックなどを使用すればよいのでありまして、この辺はコストパフォーマンスとの兼ね合いで決めると宜しいかと存じます。

 肝心の効能に関してはほぼ能書き通りのもので、「雨で汚れが流れ落ちる」という表現はチトオーバーで、実際には、砂埃等の汚れはボンネット・ルーフ等には堆積しています。「なぁ〜んだ」と思っていたのですが、 洗車時の水洗いのみであらかた落ちてしまい、その後のシャンプー時にはクロスに全くといっていいほど汚れが付着しないのは驚異的。(通常のワックス・コート剤ではこの状態になると、水洗いだけでは汚れは落ちず、シャンプーで漸く落ちるので、クロスが黒くなったりするものです)
 また、ボディの側面に付く、黒染みも付着が非常に少なく、また、どうしてもミラーのしたあたりに付いてしまうものも、水洗いで落ちてしまいます。これも驚異的。
 ・・・ということで、コート剤成分がちゃんと定着した後には能書き通りの効能を発揮しています。千数百円から二千円というお値段をを考えると非常にCPも高し。屋外駐車の方にはお勧め品です。

 施工は非常に簡単なので特にポイントというべきもものもないのですが、筆者的に気がついた点としては、キズ消し効果がさほど無いのと、親水性を発揮してからの引っ掛かりを無くした方がよいという意味で施工前のボディーはなるべく平滑度を増しておいた方が効能は高くなる。また、厚塗りしてもあまり効能に差は無いので、一度に二度塗りすると言った使い方よりも、ある程度の間隔を置いて定期的に施工すると効能の発揮には良いのではないかといった程度です。
 ボディーにキズが目立つような場合は事前に下地処理をした方がより望ましいと感じました。

 問題点としては、「汚れが流れ落ちる」と言っても、「鉄粉」「ミスト」等には無力なようで、一ヶ月の放置でやはりボディ表面はそれなりにザラザラしてきてしまっています。
 粘土もしくは鉄粉除去材を使用する頻度は他のワックス・コート剤を使用した場合と同じペースになるかと思います。なので、メーカーさんの能書きにある効果は4〜6ヶ月というのはどうかな?というのもあります。ま、要するに「大物」の汚れに付いては「自己洗浄」能力も発揮されないのではないか?というのが筆者なりの推測です。
 ただ、油分やディーゼル煙煤等にはかなりの効能を発揮するので、ボディー面が「クリーン」に保たれる結果として他の汚れの付着も少なくなる・・・といった製品だと思います。

2002/03/31
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