グレーテッド洗車倶楽部21

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アタックレーシング

MIYABI


なにやら格調高そうな製品
ついでに値段も高い(^_^;)


 アタックレーシングさんから発売された新型薬剤その名も「雅」です。可愛いぼろくそワーゲンが格調高くなるのか・・・?(笑)ということで、試してみました。。。
 すべての項目で能書きどおりの性能を発揮するわけではありませんが、所謂ガラス系の中では、作業性・効能のバランスが優れている製品として筆者的には勧めできる製品です。一言で言えば、往年の名作というかなんと言いいますか、なんというか流行る前に製品のほうが入手困難になってしまった(^_^;)102とミクロコートのチャンポンというか、102に近い仕上がりでありながら、ミクロコート並みの作業性を兼ね備えているということで初心者の方にもお勧めできるものです。


 メーカーさんによる能書きとしては・・・・

● 「施工も簡単。なのに完璧。」という両立が困難なこの2つの要素に的を絞り、1ユーザーの立場から、他社の市販・業販向けの各種ワックス・コート剤と比較しつつ、「最強」と言えるコート剤を開発しました。

● 従来の市販コート剤とはその材質に違いがあります。「雅」の皮膜硬度は鉛筆の9Hに相当する超硬度を誇ります。また艶に関しても、あたかも「濡れているような輝き」を放つのも大きな特徴です。
これは主成分である「ガラス繊維」が、塗装面の上にガラスの層を形成する為で、今までのポリマー系コート剤では成しえることが出来なかった「美しく、強い」コートを高い次元で達成することが可能となりました。また、皮膜の厚さも従来品の重ね塗りに匹敵する「厚塗り」を一度の施工で達成することが可能です。もちろん重ね塗りもOKなので、強靭な皮膜を作りたい方にも最適なコート剤です。

● PRO SPECでありながら、その施工の手軽さはワックス以上に簡単です。スポンジで伸ばしながら塗り広げ、硬化後に絞ったタオルで軽く拭くだけでOKです。専用のスポンジや専用のクロスは一切不要です。また硬化後の拭き取りでムラの発生もほとんどありませので、施工失敗による再施工も不要です。

 ・・・となにやら自信たっぷりなのであります・・・。
 果たしてその効能は如何?
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参考HP
メーカーのアタックレーシングさんのHPへ



管理人使用記


 取り扱い説明書には脱脂の重要性が説かれていたので、トシさんからもあもあポリマーと引き換えに頂戴した、強力シャンプーを使って入念に洗車。
 その後、説明書にしたがって施工。その際何故か厚さ1p以下のスポンジを使用するように指定されていますが、特に拘らなくても施工そのものには支障ありません。
 この指定の理由が良くわからなかったので(^^ゞメーカーさんにお聞きしたところ、「厚いスポンジだと吸い込み量が多くてただでさえ高価な薬剤が勿体無い」ということのようです。<確かにそのとおり(苦笑)なのでなるべくなら薄めのスポンジを用意しましょう。実際に実験しましたが正直言うと多少厚めのスポンジで施工したほうが施工性能は良好なのでこの辺は懐具合との兼ね合いで・・・(笑)

 塗りこみは非常に簡単。ただ、この薬剤少量で効能を発揮出来るのですが、粘度関係でちょっと使いすぎ気味にしないと伸びないのが価格を考えると厳しいところがあります。この辺なるべく薄く塗らないとCP的に厳しくなるので多少慣れが必要かもしれません。逆に金に糸目をつけない場合は量を多めに使ったほうが施工性は良くなります。

 拭取りに関してもは非常に簡単。あっけないぐらいです。水を含ませ絞ったクロスで水拭きするだけです。非常に簡単ですが、煩いことを言えば、このとき水分の最適値は若干水が多いかな?といったレベルのほうが良いように感じました。
 拭き取り時に良く観察していると薬剤と水分が反応しつつ、綺麗に拭き取れる量と言うのがありますので、この辺は、最初の拭き取り時に多少搾り具合を変えて、試すのが良いかと<おそらくその時の湿度気温等により最適値は違ってくるかと思います。
 皮膜は紫外線で硬化するらしく最終段階で2時間ぐらい日光に当てる必要が説かれているので、施工開始時間は天候等も睨みつつそれなりに勘案して決める必要があります。
 早朝に洗車、その後施工、もしくは日陰で洗車施工、その後日向ぼっこと言うパターンが宜しかろうと思います。

 仕上りは一言で言うと膜厚感の若干無い102(笑)。洗車部員の中にもファンが多い102に極めて近い仕上がりが得られます。ムラも出にくく非常に良好。それでいて黒樹脂適合性があるのは非常な長所です。誤解を恐れずに言えばミクロコートと102の良いとこ取りと言う感じでしょうか。ちなみに「あたかも「濡れているような輝き」を放つ」製品は他にも幾らでもあるので(^_^;)この点を強調するメーカーさんの能書きもどうかと思うのですが・・・確かにそのような仕上がりにはなります。

 筆者的にちょっと気になる点は、油分が多少入っているんじゃないかな?なと言う点。
 ヌメ−ッと光ります。まぁ逆にこれがために黒樹脂部品、ゴム部品への適合性があるので作業性は非常に楽。筆者的には従来この点をもって1**系統の製品より、よりミクロ系を押していたんですが、これは1**系でありながら樹脂部品に使えるのがメリットです。

 メーカーさんの能書きとしては、違いの解る「通」向けとなっていますが、個人的にはむしろ初心者の方にお勧めしたい製品です。
 容量が少な目で値段が高いのでかなり割高に感ずる製品ではありますが、使用量は極少量でOKなので一本でまかなえる「使用回数」比でのCPはさほど悪いとも言えないものがあります。

 耐久性に関しては、メーカーさんの言う「数年間は持続する」というのは表現のあやというか、ちょっと表現に問題ありで、これは「通常のメンテナンスを続けていけば数年は光沢を持続できる」と読み替えるべきでしょうが・・・
 ・・・概ね3ヶ月程度の耐久性は認められましたので十分かと思います。
 ガラス系の一大欠点であるイオンデポの生成具合は少ない部類に入りこの辺も大きなメリットなのですが一度付いてしまうと取れにくいのは同様なので雨上がりの晴天にはできれば放置しないほうが良いと思います。

 メーカーさんでは「皮膜の厚さ」を強調しておられますが、これは、基準をどこに置いたのかがちょっと疑問です。
 個人的にはガラス系でありながら皮膜感がイマイチと感じました。また、ガラス系で無くてもポリラック等この製品より被膜感がある製品はあるので、この部分はあまり期待しないほうが良いと思います。まぁ被膜感が無いというわけではありませんが、あえて厚いというほどではありません。が、重ね塗り可能な製品なので膜厚感が欲しい場合は3回程度の重ね塗りで対応できると思います。
 故に、傷消しというか傷隠し能力もメーカーさんは自信たっぷりですが、これも、洗車部員的基準からすると正直標準以下です。これはどこを基準にしたのかがやはり不明で、これより優れた製品は幾らでもあると言うのが正直なところ。
 膜厚感にしろ傷隠し能力にしろ、従来型ワックスを基準にすれば確かに優れているという所でしょうか・・・まぁ下を見ればキリが無いのでして(^_^;)基準をどこにおいているのかということで相対的には「ある」ということでしょう。
 が、この辺は「秀でていない」ということで、他製品比「劣っている」という訳でもないので減点材料とは言えません。(メーカーさんの表現に問題があるだけで製品自体はそれなりの性能を持ってます)
 この施工性の良さ、耐久性、仕上がり、であれば、十分に納得の行く仕上がりが得られれる製品と言って良いかと思います。

 使用上のポイント


 薬剤の施工自体は、非常に簡単なので説明書どおりにしていただけば特にポイントとなるようなところも無いのですが、汚れ落とし能力はゼロなので、それなりの前処理は必要になるのでこの辺がポイントでしょう 施工条件的には太陽光に当てて硬化する前に雨にあったりすると文字通りそれまでの努力が水泡に帰すので(笑)ある程度天候の読みを持つか、条件の用意施工場所を確保できる方向けとも言えますが、従来のガラス系のように施工に半日がかりというものでもないのと、実はこの辺は他の薬剤でも同様で普通は施工後12〜24時間程度は雨に曝さないというのは実は暗黙の了解であったりしますので、逆に2時間で硬化か完了するならむしろありがたいとも言えます。

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