車にコーティング・ポリマー加工する際の
腕の良い磨き屋さんの選び方


 者の持論でいくと、「楽して」「光る」ためには、ボディを化学雑巾状態にしてしまう油分を含むワックスよりは、そうでないコーティング剤でケアした方が結果として一年先二年先にボディーに対する被害が少ないというものですが、コーティング剤の多くは、水を嫌ったり、拭き取りが困難だったりと、それが「完璧に施工できれば」効果を発するが、施工自体が困難という鶏が先か玉子が先かのどうどうめぐりとなってしまうところがあります。
 そこで、町の「磨き屋」さんにお願いするということになることもあるかと存じますが、なかなか筆者も含め良いお店にめぐり会うことが出来ないのが現状です。また、「腕の良い磨き屋さん」にかかると絶大な効果を発することは筆者も経験済みですが、逆の事例もあることもこれまた事実です。
 下手な「磨き屋さん」にかかると、かえって一年後・二年後のボディーのコンディションに悪影響を与えることがあります(経験談)。下手なコーティング屋さんに出すぐらいなら自分で施工した方が良好な結果を得らます。※ この下手というのは腕の良し悪しも在りますが、それ以外にも使用している薬剤の塗装面への影響等のお話も含みます。腕が多少劣っても塗装面にダメージが及ばない薬剤を使用されている場合は救われます。最悪は・・・言うまでも在りません(笑)
 き屋さんのコーティングは一般的には1年から3年の効果を掲げていますが、筆者の経験からすると、これは「屋根付のガレージが確保できる場合は」というのが接頭語として付くということが言えます。屋根が無い駐車場の場合多くのは額面どおりの効果が得られないことが多いものです。
 従って「お金に余裕があり」「屋根付ガレージを所有」する恵まれた方、「時間がない方」には、「腕の良い磨き屋さん」のコーティングをお勧めできます。
 筆者のこれまでの拙い経験からする、「腕の良い磨き屋さん」の判断基準を参考までにお示ししましょう。

1.密閉された場所で施工してくれるお店
 の気に入っているお店は微細な埃の付着を避けるため真夏でも空調すら切って施工します。巷にはガレージにビニールのカーテンを引いたようなところで施工するようなお店や、屋根はあっても吹きさらしで施工するお店がありますが、避けた方が無難です。どのお店とは言いませんが、お客様から預かった車を店舗内で施行せず、コイン洗車場に持ち込んで、洗うのみならず、ポリッシャーをグリグリとやっている(苦笑)ようなお店があったりします(>_<)

2.施工後のメンテナンスの方向性をしっかり示してくれるお店
 金を取って施工するのですから塗布直後はピカピカなのは当たり前です。それで喜んでいてはいけません(笑)問題はその後のメンテナンスです。一年後・二年後のコンディションが重要となります。その道筋をしっかり示してくれるお店がよいと思います。

3.特殊電灯をもっているお店
 陽光や蛍光灯では解らない微細なキズも浮き上がらせる電灯があるらしいのですが(順光太陽灯とかなんとか・・・・・)これをもっているお店なら概ね間違いないでしょう。そこまでいかなくとも、施工場所の灯具の配列に気を遣っているお店を選ぶようにしましょう。あるいは、施行の際にどんな光りの当て方をして作業するかぐらいは確認致しましょう。

4.鏡面処理技術が優れているお店
 これには異論があるかもしれませんが、現状では薬剤の塗布の前に鏡面処理をキッチリとやってくれるお店を(多少高くても)お勧めします。「薬剤」にたよって「光らせる」タイプのお店では施工直後はピカピカでもその後一年たち二年たつうちに塗装面に悪影響を与える場合があります。
 面処理をきっちりやると塗装面はそれだけで充分な撥水力を示します。この場合コーティングは単なる保護膜で刺身のつまのようなものです。こういったタイプの施工をした場合、日常のメンテナンスでノンコンパウンドのワックスなりコーティングを使用することによって長期にわたってコンディションの維持が可能になります。逆に薬剤に頼って輝きなり撥水力を得るタイプの場合、「薬剤が効いている」間は良いのですが、その後に厄介なことになる可能性があります。

5.雑誌や洗車本に書かれていることは鵜呑みにしない
 巷には素人がやっても上手く行かないことをあたかも簡単にできるように書いた洗車本や雑誌の洗車特集がありますが、あまり鵜呑みにしない方が無難です。トラップ粘土やポリッシュを塗装面にダメージを与えないで使用するのはある程度の「技」が要求されます。
 こういった、慣れやら技を要求する技法に手を出して失敗してから、泣きつくよりは、初めからプロにお願いして、コンディションを整えていただいて、それを維持する方が楽ですし、好結果を得られます。腕に自信がない、愛車が絶版車のようなな場合は「下手うつ」よりは最初からプロにお願いするのもまた、一つの方法です。(まぁ失敗しないと「技」が身につかないという卵が先か鶏が先か的要素があるものもまた真理なのですが・・・(^^ゞ)
 者もよくプロの方にお願いするのもこの考え方と、もうひとつは良好なコンディションに持っていくまでの時間の短縮ということがあります。自分でやると三ヶ月、四ヶ月かかる行程をプロの方は一日ないし一泊二日で済ませてくれるということです。
 装面のコンディションが良好になると飛躍的にケアが楽になりますので、地道にやるのもまた一つの楽しみなのではありますが、車のためを考えるとなるべく早く良好な状態に持っていきたいというのが大きな理由です。
 心的な洗車本ではこうしたことの「危険性」に言及していますし、還元型の鉄粉とりなど最新のケミカルについて言及していますそういった本の内容は参考になります。また、そうした信頼できる本に紹介されているお店なら安心だと思います。
 とは申しませんが洗車の達人あるいは名人と称して、腕時計をしたまま洗車の実演をしたり、磨きの実演を行っているようなお方も居られます。筆者だったらそのような無神経な御仁が主宰する系列のお店には出したくはありません。
 誤った方法で塗装面にダメージを与えるぐらいなら、自分でケアした方がましなぐらいです。大事な愛車に対して「愛情」を注いでくれるお店、仕事に対する誇りの在るお店・情熱の在るお店(事前に少し話をすれば解ります)を多少高くても選ぶようにするのが無難です。
 んか、偉そうなことを書いて恐縮ですが・・・・これが三十数年来の実感です。年寄りの戯言としてお聞き流しください(苦笑)

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