グレーテッド洗車倶楽部21

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PCSHG 使用記
アマチュアによる施工例


PcsHG画像
薬剤と仕上剤

 一般に市販されている製品でないので、HPで取り上げるのもどうかとも思いましたが、べつに「ご禁制品」という訳ではなく「あるところにはある」というか、なんというか、入手できている方がいらっしゃるのもまた事実なので、効能が素晴らしいものもあるため一応取り上げることに致しました。
 (正確な販売方法は伺ってないのですが、おそらくPCSさんの会員さんで、PCSさんが「施工できるだけの腕があるもしくは特性を解って施工する」と認定された方には販売されているものと思います)

 メーカーさんによる能書きとしては

● 塗装面に確実に完全無機質の保護皮膜ができるハードグラスコート剤です、PSCHGのガラスバリアが塗装の劣化、酸化を完全に防止しします。HGはどんな薬品にも侵されず皮膜硬度も9H(30日後)になる為洗車傷も付きににくくなります、保護効果も長期間でクリア塗装したような艶を演出します。

 とチト長いのですが(^_^;)非常に期待の持てる反面、失敗したらどうしよう・・・という不安も拭えないものがあり、まず、Xan2号のリアハッチに恐る恐る施工して様子を見ることにしました。
 で、効能の方はすんばらしいのを確認致しましたが、反面、小傷などがあればこれを「封印」してしまうというのも確認して、これは小傷がある車はプロ施工してもらった方が良いだろうという結論に達し、Xantiaへの全面施工は見合わせてなんだかんだしているうちに、転職して、ライン直送まっさらの赤帽車を手に入れることなり、これに施工せずにいつ施工する(笑)と言うことで、納車当日に早速塗りまくることと相成りました。

 施工性能の方は思ったほど悪くはなく、手抜きして「見えない」屋根の部分は省きましたが、あとは、車全体に塗りたくりましたが思っていたよりは簡単に終了。
 添付された「修正剤」は出番がなく終わりました。
 仕上がりの方はメーカーさんの能書きのように確かに膜を張っている感じがします。実際、赤帽車のその塗装はクリア層がないので、他の車は水拭きすると「吸い込まれる」ような状態になるのに、オイラの車は「水を弾く」ということで、他の組合さんからも不思議がれれるほどです。
 この文書を書いている時点で、施工後2ヶ月以上経ていますが、殆どといって良いほど、塗装面の状態に変化はないのは素晴らしいものを感じます。
 黒樹脂パンパー、メッキ部品等にも問題なく使用できます、また、耐熱性に優れているのでホィールにも使用可能なようですが個人的には素人施工ではお勧めしません。というのは、未乾燥な状態で走ってしまうと、遠心力でとっちらかって固まってしまい汚れを封じ込めてしまうのでありました(^_^;)<完全乾燥してから走れば良いのでしょうが、ボルトの隙間に浸透してしまったような場合は24時間では固まりきらないようです。
 ただ、硬度9Hと言っても、飛び石傷等には無力でこの点に付いてはあまりありがたみは感じられなかったというのが正直なところ。

 注意点としては、施工そのものは簡単ですが、一度硬化してしまうと修正が困難という点に尽きると思います。
ですので、アマチュアが施工する場合、ある程度小傷等を封印してしまうのは妥協して施工するか、まっさらの新車に(これとてよほどの人気車種でない限り工場直送ってのはないので小傷があるのが通例)施工するか、よほど丁寧な下地処理をするかということが求められる点です。
 また、薬剤は無色透明なので、拭取り時に「忘れ」てしまう個所が出てくる可能性があり、その場合、その表面は「梨地仕上」のようになり汚れを吸着し易くなってしまう点です。


拭取り忘れ個所に汚が定着してしまいました

 ただし、強制乾燥させないアマチュア施工の場合、プロの施工より定着性が劣るのか、2ヶ月経過後でも地道に肌調整材を使用すれば除去は可能でした。が、かなり地道な作業を要求されるので拭取りに完璧を期すということに尽きるか思います。


S705等の肌調整材で地道にやれば修正可能です

 これから類推すると、耐久性については、アマチュア施工の場合当然ながらプロ施工よりは劣るものと思われます(3ヵ月から半年ぐらいなんじゃないかと思われます)
 日常メンテナンスについては、メーカーさんではHRC洗車を推奨されていますが、筆者的にはフクピカで済ませています。どのみち水玉ができる系統の薬剤ですので、この辺は問題ないようです。

 総合的に見て、薬剤の効能そのものはアマチュア施工でも素晴らしいものがあり、樹脂パーツにも使用可能な汎用性も含めこの点に付いては白眉といっても良いでしょう。が、その反面一度硬化すると修正が困難というのは事実でありますので、良く薬剤の特性を解った上で使用されるか、使用する条件を整えての施工が求められますが、このいずれのなかなか簡単なようで難しいのも事実ですので、一般の方にはプロ施工を受けられるのを個人的にはお勧めしたい薬剤ではあります。

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