グレーテッド洗車倶楽部21

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ブリス
bliss



部室でも結構話題になり、メールでもよく質問されたブリス。
概ね効能を確認できたのでお勧め品として追加。

 話題?のブリス。
 メーカーさんによる能書きとしては
 「大手メーカーは、いい商品、長持ちする商品を作らない!!ならば、自分たちで作ってしまえばいい。業界掟破りな商品を作ろう!」
 と、なかなか、志が高いところがあります。が、まぁ最近トレンドとも言える所謂「ガラス系」の薬剤に分類されるもので、その意味では際立った独自性があるとも言えないところですが、まぁこの辺、大本の原料供給メーカーさんは限られていて、その他の味付けというか匙加減がメーカさんによって異なるという感じではないかと筆者的には考えるところであります。
 ちなみに、ブリスとは「無上の幸福」という意味だそうです。

 メーカーさんによる能書きとしては
 1.自動車洗車後スプレーし、水と一緒にふきあげるだけの超簡単施工
 2.完璧なボディーコーティング
 3.今までに無い、ガラス繊維系コーティングの光沢
 4.ポリマー施工後のメンテナンスとしてもこれ以上の物はありません。
 5.CDケース・携帯電話等、表面がツルツルしたプラスチック用品にも使用できます。
 6.おもちゃ、電化製品にもコーティング!!ホコリもつきにくく掃除が簡単。
  とあります。

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ブリス
bliss

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 メーカーさんより頂戴した資料には、施工法は二パターン記載されていまして、その1は、簡易施工と言うかボトルに記載がある施工方法で、洗車後スプレーしてスポンジで塗り広げ、余剰分を流して拭き上げという方法。今一つは別添資料に記載された本格施工と言うか洗車水滴拭き取りの後、塗りたくり、余剰分を流した後拭き上げの方法。
 ボトルには簡易施工の方法が記載されていますので、あくまで、こちらの方がメインの施工方法と考えて良いかもしれません。筆者個人としても、本格施工の方があまりメリットがないのでボトル記載の施工法を推奨します。

 販売店さんより商品紹介の際に頂戴したメールではと類似品と仰っていますが、雅とは少々内容が違うかもしれないと個人的には感じました。主成分は所謂ガラス系なので同じなのでしょうが・・・
 既知の製品では薄い102にミクロコートをマゼマゼした感じに近いかもしれないと思うところでありました<って本人はマゼマゼしたこと無いんですがね。。。(^_^;)
 簡易施工というかボトル記載の施工方法ではでは、簡単にして光ってツルツルになります。<脂入ってんじゃないのか?って思うぐらいな、テカリ感&ツルツル度。これは、テカった感じがお好きな方には病みつきになるものがあるかもしれません。
 扱いはグリター程簡単ではありませんが、まぁ悪くは無い部類に入ります。この施工方法においては取り立てて難しい点もありませんあが、ポイントとしては。

 「施工前に前に塗られていた汚れ・ワックス分はきっちり落とす」ということに尽きると思います。薬剤自体にクリーナー成分がまるでないので、表面が調ってない状況では汚れごと封印してしまいます。一回硬化しちゃうとけっこうとるのは大変。また、施工前に塗られていた他のコート剤、ワックス分(特に油脂成分になのでしょう)、かなり敏感と言うか、これが残っているとムラの原因になり、そうなると、拭き取りのテクニック等<筆者が下手なだけといううわさもありますが、どうにも修正が効かないので、仕上がりの完璧さを求める方は注意が必要か。まぁコーティング性能には影響無いのでありましょうから、多少のムラはどうでもいいという方はあまり神経質にならなくて宜しいかと思います。
 この下地処理と言うか、前処理はまともにやろうと思うとけっこう入念にしないと直にムラになる(フクピカレベルの物でも影響あり)のでせっかくの簡便な施工方法をスポイルしてしまうきらいが無いとは言えない。
 マゼマゼして界面活性剤成分でも入れてみたらと個人的には思っていますが、この辺はその筋の方に是非実験して頂きたいところであります。
 黒樹脂部品や樹脂パーツへの適合性も優れ、白残りもありませんので、外国車等この手の部品が多いお車にお乗りの方にもお勧め。
 効能は、初期の光沢は洗車するとわりと早めに落ちてしまいますが、皮膜そのものはけっこう優秀な部類で三ヶ月程度は持つようです。
 連続重ね塗りもOKの様ですが、普通のコーティング剤と異なり、重ね塗りしても差ほど膜圧が上がらないというか、もともと厚み感には乏しいものですが、余剰成分として拭き取られるのがほとんど・・・という結果になるので、個人的には連続重ね塗りよりは、一週間程度の間隔を置いての施工の方が良いのではないかと感じました。
 下地に敏感な性質からして、上塗り材、フクピカを使ってのメンテナンスという方向では本来の効能を発揮し難い傾向もあり、いったんブリスを使用しはじめたらメンテナンスもこれで行くというのが王道かもしれません。

 裏技?としては、ボディーの拭き取りに使用したクロスには薬剤がうっすらとコーティングされた状態になるのですが、これで内装、ガラスを拭くと非常に落ち着いた感じに仕上がります。メーターパネル等のホコリ取りにも白残りしないので下手なパネルクリーナー使うより良いかも<って、本来の使い方ではないのでよい子は真似しないように(笑)
 難点は、メーカーさんの能書きとは裏腹にガラス系の中でも帯電性がイマイチなところ。施工後数分でもう埃を呼び寄せていたのでこの辺どう考えるかが評価の分かれ目になるか。一度水洗いすると落ち着くのでしょうが、洗ったらまた塗りたくなるような気もしないでもないところ。。。。

 閑話休題

 一方、「本格施工」の方はあまり感心しない結果に。。。。拭き取り時にムラになりやすく、このムラを解消しようとすると、かなり丁寧に拭き取りを行わなければならないのですが、そうすると傷は入りやすくなるし、「余剰分」として拭き取られてしまう成分も増大し、結局のところ最終的に完成した段階での皮膜形成は簡単施工時と大差無いという結果に終わってしまう可能性が大なのであります(苦笑)
 乾燥状態でのでの塗り込では薬剤の硬化スピードがかなり早く時間との戦いになってしまうのですが、そうすると、丁寧な拭き取りがしがたいという、いたちごっこになりかねないのも精神衛生上宜しくないか。

 ということで、メーカー推奨の施工方法では値段の割りには効能が高く、特に艶・輝き重視される方にはをお勧め品と言って宜しいかと存じますが、他のガラス系薬剤と同様イオンデポジットはついちゃうと落ちにくくなるので、屋外駐車の方にはあまりお勧めはしません。どちらかというと、屋根付き車庫のお車向けと感じました。
2003/07/09





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