PIAAさんのACCUR、店頭に並び始めた頃から気にはなっていましたが、PIAAさんの製品は「ハイワッテージ風味」のバルブで懲りているというか、その、製品の出来具合と宣伝文句の落差にあまりいい印象は無かったので(^_^;)これまで食指が動いておりませんでした。。。
・・・が、かわら版にて読者の方よりのリクエストもあったこともあり使用してみました。管理人が使用したのはお買い得感のある、コート剤とクロスがセットになっているバリューSETなる代物で、「光沢タイプ」とあるものです。
メーカーさんによる能書きとしては
◆光沢性オルガノファインファイバー採用rにより光沢が136%UP!
◆弱撥水性能によりウォータースポットを防ぎ、塗装面を保護!
◆ケイ素系ガラス繊維だから、汚れの付着防止、施工後のメンテナンスは、水洗いでOK!
◆皮膜が強固の為、洗車キズ等目立たなくなります!
◆脱脂・下地処理の施工後は、ACCURを吹き付け水分と同時に吹き上げるだけ!
◆ウッドパネルや樹脂部分の艶出しにもOK!!
・・・とあります・・・
なんだか、日本語になっていない<筆者が頭が悪いだけ?(^^ゞ解ったような解らないような能書きが並んでいます・・・(^_^;)
「何」と比べて136%アップなのか?、皮膜が強固の為だとなんでキズが目立たなくなるのか?<関係ないだろ・・・?とか・・・最後の項目だけビックリマークが二つ並んでいると言うことはこの製品の一番の「売り」はこれなのか?(@_@)・・・
・・・などと、施工前から盛り下がり(苦笑)ぶつぶつ言いながらの施工となりました(^_^;)
肝心の使用感ですが、製品の概要としては所謂ガラス系です。
筆者の大好きな(^_^;)「おまけ」のクロス、材質そのものは良質のものが付いて来ましたが、筆者的にはステッチ部分が一寸というか相当気になります(^_^;)
施工性は非常に簡単、思っていたより良好。でもって確かに光沢は良好です。非常に良く光って見えます。流石にこの辺は大手メーカーさんの製品。「どのようにな発色にすれば一般受けするのか」と言うところに関してはよく研究されているんだろうなと感じ入った次第。
ムラに関してはプレストコートなど最近の優良な製品と比べるとチト劣るというのが正直なところですが、それでも、一昔前のコート剤に比べれば少ない部類になります。
ワックスに近い光沢で、ワックス派の方にも違和感はないのではないでしょうか?
しかしながら、帯電性能もワックス並み(^_^;)で、野暮用で流山に行っただけで埃だらけ、施工当日に「駄目じゃんこれ」と思っていたのですが、その後雨の中を走行してて一寸というか相当見直しました。
雨の中走行では水玉が非常に不思議な出来方をして、垂直面はそうでもないのですが、水平面では確かに水滴の接触角が小さく?あるいは大きいというのか?ベターっとしていて、不思議な出来方をします。
ですが、排水性は非常に悪く、走行しても水滴が飛んでいく様子もありません(^_^;)
筆者的には撥水と排水は別と考えていまして、水玉が出来なくても排水性が良好な薬剤を理想としているのですが・・・流水力のコンセプトに共感しているのもここで、水玉が出来ても車から落ちてしまえばよいと考えるからです・・・
・・・その持論からすると、撥水しない上に排水しないんでは(^_^;)こりゃ駄目じゃんとまた思ったのですが、翌日に車庫に収まっていた車をみてビックリ!!まるで、雨の中を走行したとは思えない綺麗さで、シミやシミや白残りがないのです。。。
で、翌日またまた、雨にあったので、何が悲しゅうてか(苦笑)水滴の出来具合を子細に観察してみました、すると、不思議な水玉の出来方をしているこが判明しました。
まぁ一言で言うとニュートン系です<非ニュートン系てなオイルがありましたが、その逆(笑)
まるで、宇宙の塵が凝集して星になるがごとく、星が集まって銀河になるがごとく、水滴が「成長」して巨大化していくのです、でそれが、ある位程度でかくなると流れ落ちているようです、なので、小さめの水滴は常にボディーに滞留するものの、大きめの水滴は汚れごととり込んで流れ落ちている雰囲気です。。。
とまれ、宇宙じゃない雨中走行後<エクザンティアは宇宙走行感覚ですが(^_^;)の車の綺麗さは特筆ものです。
これが、屋外駐車でも発揮されるかどうかがこの薬剤の評価の分かれ目となりましょうが、少なくとも、現状屋根付き(ガレージでなくても大丈夫でしょう)駐車であればデポジットなどの心配はなく使用できると存じます。
屋外駐車に関しては営業車のまさたけ2号では特に問題は発生していませんが、この辺は今後の人柱待ち(^_^;)です。
メンテナンス洗車後はかなり落ち着いた状態となります。「まがい物」のコート剤と異なり、かなり、本格的?に定着している様子で、メンテナンス洗車を行っても艶のひけ具合は非常に少なく輝きを維持しておりまして「光沢重視タイプ」と言いつつ、耐久性はかなりあるのではないかと思います。その裏腹で、施工直後よりはましですが帯電性に関してもまだ、少なくなっているとはいえ絶対的には良くないのは皮肉というか、まぁその分ちゃんと定着していると言うことでしょう(^_^;)
艶・輝きに関しては申し分ありません、ただ、どういう訳か、新世代のガラス系としては珍しくキズ隠し能力には乏しく、我が3号は光っているが傷だらけ(笑)という不思議な光り方になっています(笑)、まぁこの辺は、ちゃんと下地処理をやれってことなんでしょうl苦笑)
光沢重視、特にコート剤に乗り換えてワックスの光沢を懐かしむ?(笑)向きにはお勧めできるコート剤といって良いかも知れません。
・・・ただし、初期状態の帯電性の悪さに目をつぶれる方にはですが(^_^;)<この初期状態の帯電性の悪さをどうどう捉えるかが評価の分かれ目、満足感の分かれ目となりましょう。。。