DRI WASH使用記
メールで読者の方より推奨されたドライウォッシュ。販売店が会社に近いことが判明して、バイク通勤の洗車部員に買ってきてもらう。ネット上では6800円となっていたが、実際には8400円だったとのこと。最初はこのあまり普段の言動からあまり信用できない(^_^;)洗車部員がネコババしたかと思ったが、しっかり領収書を持ってきた(^^ゞ約1Lという大容量であることを加味しても高い!!
説明書の能書きを見る限りべガ等の水無し洗車用品系のワックスのようで(ただ、「ワックス」と言わず「コーティング剤」を標榜しているところが従来品との差か)説明書を読んだ段階で、ヤル気を無くして(^^ゞ暫く会社の机の上に放ってあったが、メールで再度推奨されたのと、値段も良いことだし、「もしかして良いかも」ということで、試してみることにする。
確かに表面はツルツルになる。驚異的といって良い。ただ、水無し洗車を標榜する製品なのですが、洗車部員的にはこの使い方は恐ろしくて出来ないところなので、洗車してからの施工という場合が多くなるでしょうが、(筆者自身も洗車してから使用)そうなるとどうにも中途半端な製品という判定になってしまうところ。
表面のツルツル感も、コーティング面というよりは、成分に含まれる表面処理剤のシリコンやら油分やらによってもたらされている感が強く、また、拭き取り性能は本格コート剤並に(苦笑)厳しいものがあるという、何処を目指しているのか良く解らない製品です。
お手軽ワックスと考えると、ゴールドグリター等もっとお手軽かつ安価で効能が発揮できるものもあるし・・・、逆にコーティング剤と考えて洗車後に使用するということになると、「本格的な」他のコート剤に比べても拭き取り性能が劣るということで、これといった優位性はないというのが実感。
ドライウォッシュの「ツルツル」と筆者が求めている「ツルツル」とは少し違うのです。
耐久性等は未確認ですので、断言は致しませんが、私の経験からすると、ドライウォッシュの「ツルツル」は「塗装面が」ツルツルになっているわけではなく、恐らく含まれる「表面処理剤によるツルツル」なので余り期待できないと思われます。
筆者が推奨しているポリラックやドンテックといった「本格的なコート剤」は、キズを埋める/削るとアプローチは各々違いますが、「表面上」でなく、本質的に塗装面を整えるところが違うと思います。
で、これだけだったら、HPで取り上げるまでも無い製品なのですが、「ツルツル感」の他に「塗色に深みが出る」という点で非常に優れているものであるとろが驚異的なので、取り上げることにしました。
従来これに関してはポリラックが「イケテル」製品だったと思いますが、これと同じパネルで塗り比べても更にに深み感があります。本当に驚異的に塗色が濃く見えるのです。これは好きな人には止められないでしょう(笑)
はっきり言って、施工性能には難があるし(特に拭き取り性能が宜しくない)、埃の付着も多く(とても「コーティング剤」とは思えないぐらい・・・(^^ゞ)筆者としては正直言って推奨品では在りませんが、ともかくこの塗色に深みが出るという点で取り上げました。
屋根付き駐車場の濃色車、色あせた車等にお乗りの方は、こういう製品があると、頭の片隅に置いておいても損は無いでしょう。