目敏い読者の方から「コート剤・ワックス採点＆一言インプレ」には採点結果が記載され、かなりの高得点なのに何故使用記が無いのか？という鋭いご指摘を頂いたプレクサス。
実は管理人的にはかなり気に入っている製品なのですが、一つは説明書き通りの効能を発揮しないというのと、スプレーの質（決して中身ではない）が悪く、特に低温下では問題があるという点で、使用記掲載を躊躇していましたが、、、まさるさんよりも投稿を頂いたこともありここに、お勧め品ではないがお気に入り品＜この微妙なニュアンスが解る方のみに使って頂きたい(^_^;)製品として取り上げることにします。
読者の方よりリクエストもあった 「プレクサス」なんだか眉唾ちっくな能書き、TVショッピング風(^_^;)の製品でどうかなぁ？とも思っていたのですが、「食わず嫌いはいけない」「アンチカタログスペック実践重視」の筆者としては「百聞は一見にしかず」「やってみなければならない」という持論に鑑み、棘の道あるいは道無き道を突き進む覚悟をもって施工に臨みました(笑)
当初はホィールクリーナーとしての効果を期待してホィールに施工してみたのですが、ホィールクリーナーとしては正直失格。汚れを塗伸ばしている感じで能書きにある「高級洗浄効果」・・・クリーナーとしてのイメージからは一寸遠いかなぁと感じました。
ゴミ箱行きかなぁ〜とも思わせるものがあったのですが(^_^;) 結構なお値段のプレクサス、ただでさえ貧乏、その日暮らしの生活をしている今日この頃の筆者です(涙)＜シェアHPへのご寄付をよろしくm(_ _)m
勿体ないので(^_^;)営業車のボディー・樹脂パーツ・ガラスに使用したところこれが、この印象が非常に良い。
効能は一言で言うと「濃いゴールドグリター」とでも申しましょうか、あるいは、スプレー版「薄いポリラック」と申しましょうか・・・
思っていた以上に素晴らしい効能を示す製品です。
光り具合や、手触りは「ワックス」系な感じ、塵埃の付き具合もそこはかとなく、ワックスを思わせるものがあり、本来なら筆者の好みにはならない筈の製品なのですが、これが、ただのワックスとは違う感じがするのが、施工後の輝きの落ち具合というか汚れの進行具合が通常のワックスと異なり、良質のコーティングを思わせるものがあり、また毎日の水拭きを行う（ことが義務づけられている）という過酷なメンテナンス(笑)環境にある営業車においては、本格的コート剤といえども一週間もするとかなり、効能が落ちてくるのに、その落ち具合が極端に少なく、これは、筆者なりの推論なのですが、成分は溶剤・ワックスだけなく、ポリマーも含まれていて、しかもこのポリマーが多孔質、もしくは、網目状の感じでその隙間にワックス成分が「定着」している雰囲気。あるいは、バインダーとして介在している・・・感じなのです＜そんなに都合の良くワックスとポリマーが混じるというか上手い具合に定着するのかという疑問もあるのですが、実際に使用した感じからするとそのように感じます。
施工したボディー・樹脂パーツははツルツル、ピカピカになります。が、これが、下品、軽い光りでなく、鮮やかでありながら厚み感のある非常に筆者好みの光り方。しかも、それが持続するという非常に良い感じなのです。
特に黒樹脂部品の光り具合は絶品。 また、ガラス、バイザーに使用した場合、傷消しというかかなり傷が見えにくくなる効能を示しこの辺ポリラックチックなノリもあります。特にガラス・ミラーでは透明度が上がったような効能を示し、掛け値なしにまるでそこにガラスがないような感じになり、筆者は外側は言うに及ばず室内側も施工してしまいました(^^ゞ
ピッチ・タールと言った油性の汚れには非常に強く、かなり強力な溶剤が含まれているのではないかと感じられこの点一寸気になり、反面雨染み汚れにはあまり強くなく、「本格施工」前には入念な洗車が必要になり、能書きの水無し洗車からは一寸外れるというか＜そういう使い方も可能でありましょうが、本格的コート剤として考えた方が良いような感じが個人的にはしています。
耐久性、耐候性に関しては浜松遠征から帰ったきり虫だらけの状態で車庫に納められていた三号のメンテナンス洗車においては水をかけるのみで汚れが殆ど落ち虫さんも殆ど居なくなってしまったのには驚き。簡易型とは思えぬ実力で、恐るべしプレクサスって感じでした。これは結構な驚きで、ポリラック以来の衝撃というか目から鱗状態(^_^;)
持ち具合も説明が気に一ヶ月とありますが、これは十分にクリアするというか、他社比で行くと三ヶ月ないし九ヶ月の耐久性を唱うコート剤なみの耐久性、耐候性を備えています。
ワックス系の輝きが好きな方にお勧めできる初の製品となるかも知れません。。。
問題点としては、スプレー部分の出来が悪く、必要のないところに飛び散りやすい、特に低温下おいて適正噴射が出来ない＜１０度以下では使用はしない方が良いかも知れません＜缶をを暖めてやらないとまずいようですね。
スプレーの精度の悪さを克服すべくいったんクロスに付けて塗るという方法を試したのですが、どうも、これだと作業性・仕上がりともイマイチ気が・・・
普通の製品だとこういう使い方の方が仕上がりが良くなるのですが、プレクサスに関しては直接対象物に噴射して塗の伸ばした方が仕上がりに関しては良いような感じです。
・・・など問題点も無くはないのですが少なくとも樹脂パーツ用のクリーナー保護つや出し剤としてはお勧め品と申し上げて差し支えないと思います。＜まぁこの欠点はボディー全体に施工すると言うことであればあまり問題にならないのですが・・・。
例えばバイザーだけ、ガラスだけ、バンパーだけと言った部分施工は説明書きの通りに行うのはかな困難(苦笑)
・・・まぁこれは多くの方はボディーへも塗りたくなるとは思いますが・・・(笑)
ということで、この製品、水無し洗車の簡易製品として使うより、通常洗車後に本格コート剤として使用した方が良いのではないかと個人的には考える製品で、説明書き通りの効能は発揮しないのでお勧め品とは言えませんが、個人的には非常に気に入っている製品と言っておきます。