メーカーさんよりメールにての「売り込み」があった製品。が、部員諸氏からの口コミ・たれ込み(^_^;)情報とは異なり、メーカーさんよりの「売り込み」があった製品はイマイチなことが過去の経験上多く、今回も、眉唾モンで試用。かつ、慎重に試用を重ね(^_^;)様子を見ることに・・・
試用記は随時「かわら版」に掲載して様子を見てみましたが、施工性、仕上がり、帯電性能と三拍子揃って非常に良好で個人的にはかなり気に入った製品です。「かわら版」読者の部員よりも試用感の報告があり好評であるので、お勧め品として取り上げます。
メーカーさんによる能書きとしては
●通常のポリマーコートやワックスなどとは違い酸化による塗装面の劣化が
少ない為重ね塗りが可能になり、定期的にコート膜を取り除き再加工する
作業が不要です。
●ガラス繊維を主成分としており、傷の付きにくい高い硬度と、透き通るよう
な美しい新車以上の光沢を実現します。
●汚れの付着を防止し、水洗いで簡単に輝きを取り戻します。
●専用ふき取りクロスが必要ありません。(市販の合成セームでOK)
●水垢落しとコーティングが一度の作業で出来ます。
●2度拭き(空拭き)の必要が無い
●余剰成分の除去に成功【100mlで他社製品の300mlぐらいに匹敵します】
・・・とあります。
能書き的には所謂ガラス系コート剤の「下り」です(^_^;)。
さて、製品試用感ですが、一言で言うと、マゼマゼ既製品と申しましょうか、主材であるガラス系コート剤に色々と風味が加えられている製品という雰囲気な製品です。
マゼマゼ具合としては、ガラス系+セルロース+αリモネン(界面活性剤)+溶剤という感じ(あくまで筆者の印象実際にどういう成分かは不明)です。
具体的製品名で申し上げますと、ミクロコート+ゴールドグリター+これまた知る人ぞ知る隠れた逸品であるドライウォッシュをマゼマゼした感じです。
使用前にはかなり怪しい製品と思われましたが(^_^;)、アンチカタログスペック、実践重視をモットーとする部活動方針からして意を決して(笑)試しました。
意外と言ってはメーカーさんに失礼ながら、使用感は非常に良く、仕上がり感は往年の名品というか筆者的には非常に気に入っていたのに製造が終了してしまった102の感覚に近いものがあり、個人的には非常に気に入った製品です。
皮膜感には少々乏しいのでこちらを追求される場合には?かなとも思われますが、施工方法が二パターンあり、塗り込み施工法ではこの点も若干改善されます。
メーカーさん推奨による、洗車後クロスにスプレーして水滴の拭き取りと同時に塗り込みという簡易な施工法にても輝きに関しては十分あるのでコーティングそのものはしっかりされていと思われます。
自分でマゼマゼしなくても予めマゼマゼしてある製品として貴重な存在となりましょう。
今までマゼマゼが面倒と思われている方、マゼマゼに懐疑的な方にもお試しいただいても宜しい製品化と思われます。私自身も、マゼマゼよりは別々に塗る派だったのですが、今回この製品を試用してみてマゼマゼも悪くないなと思った次第(^_^;)
イングウェイ閣下の見識の深さに改めて頭を垂れる今日この頃です。
一方、塗り込み方による施工ですが、皮膜感にはやはり少々乏しいものの、非常にすばらしい輝きです。ムラの発生もほとんどなし。この光り具合であれば、かなり施工性は良好といって良いでしょう。
元が綺麗というかメンテナンス洗車であらかたの汚れが落ちてしまったのか「水垢落し、イオンクリーナー効果」の方は実感できなかったのですが、ボディー施工後のスポンジでホィールにも施工したところ、非常に良好なクリーナー効果があることが判明。
試してみて(実際お買い得なお試しボトルあり)ボディー用として気に入らなかった場合はホィールクリーナー兼コート剤としての使用も吉で、お買い得感?(^_^;)のある製品。
所謂ガラス系としては第二世代と申しましょうか、零式などと並んで、帯電性の改善が進んでいまして、施工後の塵埃の付着具合が非常に少ないのもポイントが高い製品です。
従来型だとたとえ車庫内に納めていても、一、二週間もすれば、埃がうっすらと乗り「洗いたくなる」感じですが、この製品の場合、それがありません。多少つく埃も走ると飛んでいってしまいます(^_^;)この辺はポリラック並み。
シャンプーインコートのごとく水滴拭き取り促進剤効果もあり、夜間・早朝洗車派には非常に嬉しいコート剤といえるでしょう。逆に、日中、直射日光下での施工性はどうかが今後の検証課題。
ですが、これは、かなりのお勧め品といって良い製品だと思います。
一方、「メンテナンス剤」とされている「イージー」という製品もありますが、こちらも施工性は良好。ただ、個人的にはプレストコート「本体」との施工性の難易度に関してさほどの差異は感じらられなかったというのが正直なところ。
で、この薬剤、プレストコートより、明るい発色になるような気がします。「イージー」と言うより「ライト」という感じです(^_^;)
イージーとうのは施工性というよりは、購入のしやすさ具合を表しているのかも知れませんが(^^ゞ個人的には発色具合が違うのでメンテナンス剤と言うよりは別薬剤と考えた方が良いかも知れないと感じています。
好みの問題もありますが、筆者個人としてはプレストコート「本体」の方を推奨というか、施工性能はプレストコート本体も良好なので、メンテナンスもプレストコート本体で行うことを推奨いたします。
どちらの製品も非常にお買い得なお試し版が用意されているので<丁度一台分です。これを塗り比べてみるというのも一興でしょう。