ソフト99さんの新手のコンセプトの製品、その名もハイドロフラッシュ！！であります。
高耐久を標榜することなく初めっから犠牲被膜になることを謳っているある意味革命的な製品であります。
管理人的にはそのコンセプトには百パーセント賛同するものでありますが、果たしてそのコンセプトが現実に達成されているのかが興味深い製品であります。
他社さんにおきましては画期的なコンセプトの
流水力なんて製品では、その崇高な志に現実が付いてこないなんてこともございましたので(^^ゞそのコンセプトの達成度は重要な検証項目となりますので
かわら版では各種条件で色々試してみました。
パッケージの能書きＪには・・・
・雨ジミ・水アカ固着防止
・つるるんボディ
・光沢仕上げ
・水なしでもOK
・洗浄効果
・コーティング施工車対応
・・・といった事柄が標榜されており
特にハイルーフ型軽自動車、SUV、ミニバンが特におすすめ対象となっており・ルーフの高い車、屋根なし駐車、黄砂が多い環境の車への適合性が標榜されております。
メーカーさん発表は
「雨天後の「雨ジミ」の固着を防止できる新機能を搭載した、全く新しい疎水性コーティング剤。
新配合のハイドロポリマーが疎水膜を形成、サッと水が引いていく抜群の水キレ効果を発揮するとともに、従来ボディの表面に残留し雨ジミの原因となっていた頑固な汚れをポリマーごと雨で流し落とす“ハイドロピーリング効果”で解消。
雨ジミを強力に防止します。
特殊レベリング剤の効果により、ハイドロポリマーをボディに定着させ均一な被膜をキープ。
降雨後も、ボディの美しいツヤ・輝きが持続します。
ボディはもちろん、ガラスやホイール、メッキパーツやヘッドライトカバー、内装の樹脂部分にもお使いいただけます。
これ１本で中型車約８台分使用可能です。」
・・・とこれまた気合十分です(´▽｀)
使用方法は最近は流行りの湿式施工が推奨されており、洗車の後濡れたままの状態でスプレーして吹き上げるだけとお手軽施工となっております。
お手軽施工が標榜されているだけあって使用感は良好です。ただ実験車のような真黒な車の場合厚塗りするると若干ムラの発生が認められましたので、施工の手軽さもあるので薄口に塗り重ねるか、期間を置かずして短いインターバルでの施工が望ましいものと感じました。
界面活性剤配合で汚れ落とし能力も謳われておりますが、正直この点については実験車が元々綺麗だったこともあるのでしょうがさほど効果があるようには感じられませんでした、この製品で汚れを落とすことはあまり考えず素直に丁寧に洗ってからの施工が望ましいのではないかと思われます。
仕上がり具合はさほど光るタイプの製品ではありませんが、輝き具合に不足はありません。
・・・とううことで、製品の能書きの達成度は概ね宜しく、管理人としてはおすすめ品として認定したい製品です。ただ、管理人の車のおかれている環境では汚れの流れ落ち具合は他の薬剤比で優れているとは思いますが完ぺきではなく、やはり雨の後は洗いたくなるレベルであったことは申し添えておきます。
また帯電性能も格段に劣るというわけではないですが、あまりよろしくはなく、雨が降らない状態では粉塵の付着は多めであり、雨に遭遇して汚れが洗い流される前に自分で洗い流しなくなる(^^ゞ衝動に駆られる（笑）ということは申し添えておきます。
・・・なので、一度塗ったらメンテナンスフリーというわけにはいかないので＜世の中そんなに甘くはない(^^ゞ製品の効能のありがたみも半減というところです。
使用上のポイントとしては製品の能書きにコーティング施工車対応が謳われており製品のコンセプトからしても他の薬剤で施工した上に犠牲被膜としての施工はありだと思われますが、薬剤の性質が水性系なのか下に塗られている薬剤SPC等強力なものだと弾かれてしまう感がありましたので、製品のコンセプトを生かしての施工となるといったん下地処理しての施工の方が望ましいのではないかと感じました。
また、施工に使用するクロスはおまけのクロスもまぁまぁ良質なマイクロファイバー系のクロスですが個人的には
シュアらスターさんの鏡面仕上げクロスでの施工が望ましいと感じました。
またソフト９９さんの製品だけあって？当倶楽部でおなじみの正武方式での施工は仕上がり具合が更に向上するという感触は得ておりますが、疎水性脳に関しては効能半減となるのでこちらは推奨は致しませんが一応仕上がり重視なら正武方式での施工もありと感じました。
ということで帯電性能、汚れの流れ落ち能力は製品の革新的コンセプトのからしてみれば道半ばな感じもありますが、強気な値段設定が目立つスムースエッグシリーズの一員としてはそれこそ革命的にお安い値段設定で対効能とのコストパフォーマンスは特筆すべきものがあり、安価な薬剤の中では管理人的にはかなりの推奨品といえます。
