某SNSでメッセージを頂いたヒロです。
数年前から拝見させていただいている旨はお伝えしましたが、情報全てが自分には生きる内容です。
正武さんはじめ、皆さんのレビューを「凄いなあ」という面持ちでしたので、自分程度の話がどうこうというものではないと思っています。
さて、まずは洗車スポンジからです。
自分は洗車場を使う都合、洗いは手早く、アラがなく行う必要があります。
大面積を定圧で一気に洗えるスポンジを使用してきたのはこのためで、皆さんが使うクロス洗車に戸惑いがありました。しかしクロス洗車もやってみたい…そんな都合を解決してくれそうなものを発見しました。
カインズホームの独自ブランドC'sにスポンジを起毛マイクロ繊維で包んだものが発売されました。その価格、実にリーズナブルな195円。スポンジは若干固めですが、保水役にしかならないので問題無し。 肝心のマイクロ繊維は濡らした印象はあのダイソー車51の毛足を延ばしたような感じです。
初のクロス洗車の前に試用。シャンプー泡立ちをクロスが吸い易い印象です。そこで、適正濃度に割ったシャンプーを霧吹きに詰めて、洗いながら吹き付ける手段を採ることにしました。こんな事を考えるのも洗車場故というものです。
使用した霧吹きはまたもやホームセンター品。ジェイマートで輸入しているオレンジ色ボトルの霧吹きです。 これはトリガーを引いて噴霧、スプリングでトリガーが自動で戻っても噴霧されます。つまりは延々と霧が出続けます。霧の細かさもアナログ調整が可能です。同容量の他霧吹きより体積が大きめなのが難点ですが、滑らすスポンジに追従出来る噴霧量を容易に確保するには最適と判断しました。
薄目のバケツシャンプー水にC'sスポンジを突っ込み、十分保水させ洗車、左手で霧吹きシャカシャカ。あぁ忙しい(泣)スポンジはやはりアタリの柔らかさがあり、継続して使用するに足ると思います。ただ、袋閉じ縫いの最後の一辺が雑な縫い目。綻ぶのは早いかもしれません。(安物ですから苦にはなりません)
霧吹きシャンプーはパネル半分で急いでバケツで砂抜きしつつ…な洗車場スタイルには相当向いていると思われます。夏場にこそ意義があるかもしれません。
ただ常時噴霧しやすい霧吹きであっても若干疲れます。
付随効果としては当然ですが、シャンプーと水の使用量が減ります。高級シャンプーを使用される方には良い手段と思われます。
こちらで感銘を受けたポリラック、前車までは長らく愛用でした。 しかしブルメタ車に乗り換えてから虹色というか油膜風合いが目立ち、断念しました。
以前こちらでイタリア車に施工された方のレビューを拝見しましたが、文面を見る限り似た症状と思われます。
そこで。こうなりゃ油っぽさがない奴にいくしかない!(短絡的)→珪素系へ。
1番頑強そうな奴にしてみよう!(やっぱり短絡的)→グラスガードとなりました。
二酸化珪素の強力被膜の上に撥水基が生成されるとのこと。撥水は半年、珪素被膜は一年耐久というふれこみ。二液混合硬化です。
先駆者の方々のレビューを拝見すると、確かに頑強だが…扱いにくいという内容が目立ちます。この製品は半乾きでの拭き取り開始がポイント。このタイミングを逃して拭き取り&ムラ消しの吹き慣らしが外れると…一撃でムラだらけだそうです。乾燥してしまうとムラ白化、中目コンパウンド手研磨では剥がせないという内容まで…。
そこで。入念なシャンプー洗車→細目研磨→脱脂→薄目に重ね塗り施工としました。ポリラックとは比較にならない長い工程です…
脱脂はジョイあたりで二度洗車をすれば良いと思いましたが、グラスガードは施工に水を嫌う様子。研磨後の脱脂はエタノール吹き付け拭き取りにしました。
いざ塗り込み。付属不織布の感触が思いの外まともだったため、別途用意した塗り込みスポンジを使用しませんでした。アタリが柔らかく、薄く塗りやすく。使いやすかったです。
延びは非常によく、薄塗りが可能です。縦横塗布をパネル一枚。
問題の乾燥時間です。冬は10分前後との事ですが…乾燥させすぎてムラや白化というレビューが多かったため、タバコタイマーとしました(おおざっぱ)
拭き取りはアクールのおまけクロスで拭き取り、ふきとりーのWで吹き慣らしとしました。
早め拭き取りが良かったのか、クロス相性が良いのかわかりませんが、ムラは一切なし。膜厚と硬質感のある仕上がりになりました。塗装面でも被膜でも反射しているような独特の光り方です。
撥水ですが、弾き方はなんというか上手い表現が出来ないのですが、コロコロ球にはなりません。弾いてはいるものの、弾いていないというようなビミョーな雰囲気です。
帯電は皆無です。防汚は手にした中で最高レベルです。この二点ではポリラックは完敗です。
拭き取りにさえ気をつければかなりよいものと思います。
他の難点は二液混合硬化のために使い置きが出来ない事。二ヶ月使えた方もいるそうですが…このために割高感は否めません。 次にやはり下地。白化してしまった写真をレビューに載せる方がいる程ですので、一度使えば後がないような観念になります(笑)それでは半端な下地に使うわけにもいかず、研磨脱脂を外せません。
しかし、実際には研磨が光沢の実質を握るはず。仕上がり比較で損な労力ではありませんでした。
総じて準備万端、情報をよく掴めば普通に扱えるコートです。
追伸
施工後、24時間水を避ける指示があります。…この時期は朝霜が降りて絶対無理…
そこでメーカーに「冬に使えるのか?霜が避けられない」と聞いたところ、問題無しとの回答です。
水分というよりは水道のカルキ、酸性雨のNOx成分が被膜生成過程でNGであり、大気結露は全く大丈夫だそうです。