ポリラックまっくろくろすけ事件顛末記



まっくろくろすけ事件発生!!

 洗車部員のsekikoさんが、部室で発表したポリラックまっくろくろすけ事件。長期間保存したポリラックの「黒化現象」
 あまり聞いたことがない事例ですが、このHPをご覧の方は推定87.1%の方がポリラックを使用すると退化して「猿化現象」を発生してサッサと使い切ってしまうため(笑)そもそも、実はポリラックの長期保存については検証不足なのではないか?(苦笑)・・・という疑念から、たまには隠居も部活動してその存在感を(そんなもの初めから無いとも言いますが)示すべくその現象の解明に乗り出すことにしました・・・(大袈裟)

 ま、ありていに申し上げて、部室への書き込み内容から恐らく、ポリラック自体が変質したと言うよりはカビさんか何かが発生したのではないか?という想像の下にsekikoさんより写メールで写真を送っていただいたのですが、これが、さっぱり解らない(苦笑)



 ・・・ということで、結局百聞は一見にしかず実物を態々お送りいただいたと言う、もう、洗車部員の鑑のようなありがたいご協力を得てのお話であります。

 さて、早速送られてきた実物を見ると・・・



  ・・・隠居の予想とはちょっと違う状況を呈していました。単純にカビさんが発生と言うよりは、何かを核に「反応」した結果のようにも見受けられます。この辺、元の容器が化粧品のボトルのためこの残存物質と反応した可能性もあるかと思いました。まっくろくろすけ君以外にも周囲には反応したと思われる白い網状の生成物あり。さらに、ポリラックを他の容器に移し替えると、中にもまっくろくろすけ君が混じって出てきていたので、これを使って良いものかどうか???はさすがに能天気な隠居もちょっと考えさせられるものがある状態。
 ちなみに、化粧品の表示は「ディープクレンジングオイル」とあります。隠居にはこれが一体どういうものなのかというのは想像がつかないものでありますが、少なくとも「オイル」その他諸々の物質が入ってたことは想像に難くないので、元の化粧品の残留物質とポリラックの成分と反応したという可能性も考えられるところです。
 まず、ボトルの残存ポリラックを他の容器に移した後、中に水を注入攪拌して様子を見てみると・・・
 ・・・ボトルのまっくろくろすけ君には殆ど変化なし・・・うーむ手強い!!。どうも、まっくろくろすけ君、少なくとも「水溶性」ではなさそうです。
 ちゅーことで、次はおもむろに中性洗剤を投入!!シェイクシェイク!!イングヴェイ閣下の足元にも及びませんがマゼマゼしてみると・・・ボトルのまっくろくろすけ君にはさほど変化は見られないものの(^_^;)まっくろくろすけ君の一部と思われるものが排出されてきました・・・




 子細に観察してみると、何やら海苔状の物質です。どうも、化学反応の結果生じたものというものでも無さそうな気が・・・。

 ・・・・ここまで来たらヤメラレナイトマラナイ、欲しがりません勝つまではなどと訳の解らないことを口走りつつ、とカビ取り剤をボトルの中にぷしゅぷしゅっ〜っとスプレー(笑)&シェイクシェイク・・・待つこと数分。ボトルを水洗いしてみるとまっくろくろすけ君居なくなってしまいました。




 ・・・恐らくこのまっくろくろすけ君、カビさんか、バクテリアちゃんか、あるいは本当に海苔なのか・・・さすがに幾ら食意地がはっているとはいえ食べてみることはしませんでしたが(苦笑)
 「ポリラックは油性なのでポリラック洗車は出来ない」・・・などと即座に看破する洞察力、科学的思考能力、知識に欠ける隠居には正直申して確かな所はサッパリ解らないのですが・・・(^_^;)
 ポリラックもしくは化粧品の残留物質あるいはその反応物質を好物とする?生物由来の物質である可能性が高いのではないかという結論に。
 注.ちなみに、ポリラック洗車はやってみれば解りますが、ちゃんと出来ます(苦笑)問題はコストパフォーマンスだけ。ここのところは、さすがポリラック、ドイツの科学技術の勝利!!・・・なのか、はたまた、そもそもポリラックは油性ではないのか・・・あるいは、牛乳やマヨネーズのごときそもそも水と油は乳化作用で混ぜることが可能なだけってことなのか、はたまた味噌汁のようにコロイド状になるのか・・・洞察力、科学的思考能力、知識に欠ける隠居には正直申して確かなメカニズムはよくは解りませんが・・・ともかく可能は可能ですハイ。
 無益な殺生をしてしまい(合掌)懺悔の日々をおくる隠居的には、ポリラックの長期保存とまっくろくろすけ発生事件との直接の因果関係は薄いと判断。傍証として、化粧品ボトルに移し替えたオリジナルのポリラックボトルの中は覗ける限りでは黒化現象が発生していないこともあげられます。



 ・・・ということで、尊いまっくろくろすけ君の犠牲の上に得られた結論は、ポリラックを他の容器に移し替えるときは、良く洗浄する、密閉出来るものを選ぶ等気をつけましょう(苦笑)というものでした。傍証の写真からしてポリラック本来の容器での長期保存は問題無さそうなので、使うぶんだけを他の容器に移すなどというのが吉かと思う。今日このごろでした。
 ・・・ちなみに、この黒化したポリラック、人柱精神を発揮して<単なる貧乏性ともいう(^^ゞ・・・試しに使ってみた所、一応使用は可能でした。さすがに2号には施工できず(^_^;)営業車に塗ってみました・・・効能についてはちょっと様子を見ることに・・・
 ボディーに使用する場合どのみち、紫外線ギラギラの下に置かれるので、多少のカビさん等は死滅してしまう、あるいは逆に空気中にはプカプカ浮いているものでもあるし・・・あまり問題は発生しないと思いますがまぁあまり気持ちの良いものではないのは確かです(^_^;)。



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