施工車:H12年式 三菱 ランサーセディア
色 :シルキーホワイトパール
駐車環境:屋根付駐車場(いわゆるカーポート)
ワックス派からコーティング派に宗旨替えして一年ちょっと経過しました。その間、お決まりのごとくポリラックから始まり、HPで紹介されているコーティング剤を渡り歩いています。
カーシャインさんから昨年秋に発売されたSPCの防汚力に期待して今回施工してみましたので、部活動報告いたします。
1週間前にSP-1を施工してツヤは維持できており、埃の付着もあまり無かったので水洗いのみでSPCを施工することにしました。
ホワイトクロスで洗車後に水がボディに広がっている状態でSPCをスプレーすると、急に水が集まりだし、いびつな水玉ができました。一瞬いやな気はしたのですが、構わず全体にスプレーし合成セームで拭取りを行いました。能書きによると樹脂部やウインドウにも適用とのことですので施工時に付着等を気にする必要も無く、非
常に簡単に施工できます。
気になるツヤのほうですが・・・・・わかりません!(笑)
確かに能書きには「塗布してすぐに艶を出すことが目的ではなく・・」とありますが、ここまで塗った気がしないのはちょっと不安になりました。
前日に小雨が降ったため、状態を良く見てみると・・・。
ボンネット及びルーフに残った水滴の中に埃が集まっています。水滴の無いところは埃の付着も無いようなので、ボディに積もった埃が小雨で流れて水滴の中に溜まったような感じです。もしそうであればわずかな雨で汚れが流れたことになり、かなり防汚力があると考えられます。
実際に洗車を始めるとシャンプー前の散水のみでほとんどの汚れが流れていきました。(このような経験は初めてでちょっと感動的でした。)
淡色車の場合、シャンプー洗車を行うと洗ったところと洗ってないところがハッキリ判ることが多いのですが、どこまで洗ったかが判りません。防汚力はかなり高いレベルだと思います。
一回目の施工と同様にSPCを全体にスプレーして拭取りを行ったのですが、排水性が高くなっており乾いた部分もあったので、パネル毎に施工したほうが良いかも知れません。
二回目施工後のツヤは・・・・やっぱりわかりません!(笑)
淡色車の場合、実感できるほどのツヤの向上は見られないようです。私がニブイだけかも・・・(^_^;)
取り敢えず今後一月程度はメンテナンス洗車のみとしSPCの耐久性等のテストを行いたいと思います。
前回と同様に散水のみでほとんどの汚れが流れ落ちます。
ツヤの状態はあまり変わりません。同じカーシャインのSP-1は施工直後よりもある程度時間が経過したほうがツヤが増す傾向が見られますが、SPCはほとんど変わらないようです。
逆に言えば施工前のツヤを維持するという能書きどおりの効能があるのかも・・・?
前回洗車後に雨が降ったため、洗車前の状態は二回目施工の時と同じかなと思いよくよく見ると・・・
水滴内に埃が溜まっているのは同じですが、水滴以外の部分にも埃の付着が見られます。
洗う前の散水のみで落ちる汚れが少なくなりました。とはいえホワイトクロスを使って洗車すると簡単に落ちますし、水アカの付着もほとんどありません。施工後3週間も経過すると施工直後のような劇的な防汚力はないもののまだまだ実用的な範疇に入るのではないかと思います。
また、正武さんが「かわら版」に書かれているようにクロスがボディに吸着する感があります。平滑性が増しているということでしょうか・・・?
水滴については施工直後よりかなりつぶれた水滴になってきています。
ツヤについても目立って落ちてきたということも無く、十分保てています。
洗車前の状態は前回の洗車時とほぼ同じです。流水のみではあまり汚れが落ちなくなりました。ホワイトクロスで洗車すれば落すことができますが、前回はホワイトクロスを一度すべらせてやれば落ちていた汚れが一度では落ちなくなりました。目立った水アカの付着はありませんが、よく見ると所々に水跡が残っています。ツヤ
も若干落ちてきたような気もします。
洗車部員的にはもうそろそろ限界かなという気がしましたが、一般人(嫁・息子・娘)に聞いたところ「十分きれいじゃないの」という感想だったので実用上はまだまだOKということではないか思います。
車は水洗いだけでそれなりにきれいになったのですが、一月以上コーティングしていないのでかなりストレスが溜まってきました。このままでは具合が悪くなりそうなのでそろそろ耐久試験は終わりにしてコーティングしたいと思います。(笑)
SPCはそれ自体のツヤはあまり感じませんが、防汚力はかなり高いレベルにあると思います。
ただし、防汚力が高い故に淡色車では雨後に埃が水滴の中に溜まり、そのまま乾くとブツブツとした汚れが目立ちます。雨の量が多ければ流れてしまうのでしょうが、小雨の場合結構みっともない汚れかたになります。その点から考えると雨中走行後は速やかに洗車される方に向いているのかもしれません。逆に言えば洗車間隔が
一月以上という方は親水系の薬剤を選択されたほうが良いのかも・・・。
弱撥水性のため水玉によるイオンデポ等が気になるところですが、冬場ということもありあまり問題はないように思います。
ツヤについては淡色車ではわかりません。というか、塗った感じがしませんので、これでツヤを出すというよりも、新車や他のコーティング剤等でツヤが維持できている車のメンテナンス剤的な使い方がよろしいのかもしれません。(濃色車の場合は違った印象になるかもしれません・・・。)
施工時の注意点としては塗った感じがあまりしないのでついつい使用量が多くなってしまいがちになることと、重ね塗りの際はSPCの排水性が良いため全体にスプレーした後に拭取るよりもパネル毎に仕上げていかないと乾いてしまうことでしょうか。夏場の施工では特にこの点を注意する必要があると思います。
耐久性は1月以上はあると思いますが、施工直後の劇的とも言える防汚力を維持したいならば2週間に1回程度は施工されたほうが良いと思います。この点については費用対効果の観点からご判断ください。(決して安い薬剤ではないと思いますので・・・。)
「かわら版」にもあるようにこの薬剤はメンテナンス洗車時にその真価がわかる薬剤で、良くも悪くも名前のごとく(SPC=Super Protection Coating)保護に重きを置いた薬剤だと感じました。