零三式コーティングポリマー11型
届いた段ボールを開けてみると盛りだくさんな内容!!
コーティング剤もさる事ながら、「おまけ」に付いてきた
各種カタログに目を奪われる(笑)飛行機、船など欲しくなってきてしまう(^_^;)
部員の方よりメールで、教わった、
模型メーカーのハセガワさんの
「零三式実車用コーティングポリマー11型」という、長ったらしい名前のしかし、なにやら、空戦に強そうな?名前のコート剤。
2003年9月頃より使用を開始して、個人的にはポリラック以来の衝撃を受けた製品で、早急にお気に入りとして、紹介したい製品でしたが、作用反作用というか副作用というか、効能が高い製品ですので、その辺の見極めも必要かと言うことと、どういう訳か、愛車日誌、掲示板で
「宣伝」しているにもかかわらず、相も変わらず筆者の
「信用」が少ないのか同調者というか、人柱の方がなかなか集まらず、施工事例が少ないため、ある程度の判断をつけるという意味で、お勧め品としての取り上げが遅れてしまった製品。
既に後継というか補完製品として22型まで登場するとの噂もある現在、少々遅きに失した感もありますが、お勧め品として取り上げます。何と言っても、現在の筆者の常用コート剤ですので。。。
メーカーさんによる能書きとしては、
・すばらしい艶・光沢!
・高い撥水性・排水性でしかも高耐久力!
・排水性がよいので汚れにくい!
・簡単な施工方法
・勿論メッキ部分や樹脂・ガラス等へも使えます!
・重ね塗りでコーティング層は積層されますので塗れば塗るほど厚いコーティング層が形成され美しさが増します。
・塗装色を選びません。
・研磨剤を一切含みませんのでメタリック塗装から濃色・淡色全てに対応致します。
・好評発売中の模型用コーティングポリマーを混合していただくとさらに光沢アップ!オリジナルの混合比をお楽しみ頂けます。
・・・とありますが、ごく一部を除き概ねこの能書きをクリアしている非常優れた製品です。
零三式コーティングポリマー11型
管理人使用記
さて、11型の使用感ですが、薬剤の性質としては現在のトレンドの所謂ガラス系に属する製品と考えられます。施工方法は洗車後水滴がついた状態で塗り込み余剰成分を洗い流しての拭き取りという方法と、水溶液を作っての施工拭き取りの二パターンがメーカーさんにより推奨されていますが、いずれの方法も非常に簡単。ムラ無く仕上がるのが何と言っても特徴になります。
仕上がりに関しては、筆者の車の場合、施工前から結構綺麗だったので劇的な効能というのは感じられなかったというのが本音なのですが、裏を返すと、結構光っていると言うことです(^_^;)で、筆者の友人、知人、親戚縁類もう、ありとあらゆる伝をたどって施工例を増やしてみましたがほとんどの人が「綺麗だぁ〜」という感想をお寄せ頂けているので、概ね効能は能書き通りなのだと思います。。。
ただ、膜厚感というものには乏しいというのは個人的な感想。。。一度に定着する量は決まっている雰囲気で一度に厚塗りというのは難しいようなので、メンテナンス剤的な使い方が吉かと個人的には感じました。
製品の一大特徴としては、ガラス系と(いう前提で言えば)帯電性能が非常に素晴らしく施工後の粉塵の付着が非常に少ないというのがあげられます。この点に関して言えばポリラックを凌駕するというかもう劇的に少ないのが実感、また、付着している粉塵も高速走行をするとあらかた飛んでいってしまうぐらいに摩擦係数が低い?のか高というのか?表現は小難しいことはお馬鹿な筆者にはよくわかりませんが(^_^;)そんな感じです(^_^;)・・・。
膜厚感には乏しいのですが何故か光って見えるという魔詞不思議な効能を示す
いずれにせよ光沢艶に関しては文句なし
ということで、仕上がりに関しては個人的には文句なし。耐久性は概ね1ヶ月はクリアしてというか、結構効能は長く続くようで、屋外駐車の方で3ヶ月OKという方もいらっしゃいました。
が、施工が非常に簡単(特に水溶液による施工)なので、効能が薄れる前に簡易施工でメンテナンスというのが正しい姿勢かも知れません。
また、ガラス系としてみると、今までの製品でネックというか問題としてあった雨染みの付着も非常に少なくまた、ついたとしても落とせるレベルなのが非常に宜しい。
メーカーさん「純正」?マゼマセ液である、「模型用のコート剤」を混ぜると、さらに光沢はアップする様ですが、この点に関しては筆者の車では正直実感は乏しかったですが、混ぜたところで、耐久性、帯電性、対雨染性が劣ることも無かったので、マゼマゼ好きの方はこの辺追求する遊び心も備えた結構長く遊べる(笑)製品だと思います。
メーカーさんによると4月に発売予定という22型という製品もサンプルで試してみましたが、こちらは、正直仕上がりには余り差が見られませんでした(^_^;)まぁ、どちらも良好です。
が、強いて一言で言うと22型の方が「重々しい」感じがします。 これは、見た目だけでなく、施工中の拭き取りも若干重いし、施工完了後の「スベリ具合」もそうです。
注意してみると、多少11型より深みもある感じ。
その分、11型より確実に定着しているというか、一回に乗る量というか厚みがあるのかもしれません。
この辺時間がたつと耐久性等で差が付いてくるかも知れません。
が、11型軽快感も捨てがたいものがあると感じました。メーカーさんによると22型は代替製品というより、11型と相互補完する<相互に重ね塗りすると良いらしいという製品でさらなる上を目指す方向けという位置づけか・・・。
さらに、お勧めはしませんが、乾燥状態のボディーでクロスに噴霧して塗り延ばすという禁断の施工方法もありますが<実は営業車はこの方法でメンテナンスしていますがこれは、バストラック限定と言うことで(笑)というか、ここに書いた以上どなたか人柱を期待します(^_^;)
使用上のポイント
非常に施工が容易なコート剤なので使用上のポイントというのもあまり無いのですが、使用記にもあるように膜厚感には乏しいというか、一度の施工で定着する量は限られているというか一定な様な感じまぁあえて表現すると表面に一分子分が均一に乗るといった感じでしょうか・・・
よって、使用量はなるべく少なく使うのがポイントだと思います。余剰分はどうせ取れてしまうので、厚塗りは無駄、少ないかなというぐらいで重ね塗りするぐらいの気合いで望むのが宜しかろうと存じまする。
また、メーカーさんによる能書きでは重ね塗りで厚塗化出来るようにな感じですが、確かに重ね塗りでさらに定着はしているのでしょうが、一回に定着する絶対的jな厚みが少ないので正直なところ膜厚感をあまり感ずることはできず、かといって、光沢に関しては一回の施工で十分なものがあり、それにプラスされる量というのは個人的には気休め程度(^_^;)と感じましたので厚塗りを追求するより、コートして暫くしてて効能が落ち始める頃にさらに次のコートをするといったメンテナンス剤的な使い方が良いのではないかと思いました。
また、汚れ落し能力、傷消し能力は零(笑)に等しいので、このへんは、他のガラス系薬剤同様下処理が寛容となります。
ということで、この製品、初心者と超ベテランの二パターンの方に特に推奨します。ある程度傷消し性能無視して使用されるか、傷消し後に施工というのが望ましいパターンかと・・・。
決してオールインワンではないと言うところはポイントとして押さえておくのが宜しいかと思います。
が、ともかく、多くの方に一度は使ってみて頂きたい製品です。しかしなぁ、ポリラックもそうなのですが(元々船舶用の薬剤と聞いています)「本業メーカー」さんにはもう少ししっかりしたものを出して欲しいと思う今日この頃。
2004/05/23