ポリラックが施工されていれば、日常のメンテナンスは「水洗」だけで十分です。
さらに輝きが欲しい場合は「ポリラック洗車」という簡便な施工方法があります。但しコスト高なのは否めませんので(苦笑)経済性を重視する場合はBlue Coral ボディクリーナー・ソフト99超撥水シャンプーといったシャンプーインワックスを使用するのも選択肢の一つです。但しこれらの製品を使用した場合は次回のコーティングの施工時に下地処理の手数が増えるということは念頭において、使用するかどうかを判断すべきでと思われます。(よほどの煩型でない限りは水洗いのみで十分ご満足いただけるはずです)
●日常メンテナンス
●ポリラック洗車
●月一以上で施工する場合
●ゴールドグリター使用記
HPをご覧いただいた石井さんよりご紹介いただいた製品です。
なかなかに面白い製品です。
少々表現がオーバーなパッケージが逆に仇になっているか・・・・
スーパーワイピングクロスを使用すれば、日常のメンテナンスは「水洗」だけで可能です。
スーパーワイピングクロスが入手できない場合は、恐らく良質の合成不織布で代用可能と思われますが、極力スーパーワイピングクロスを入手されることをお勧めします。
日常のメンテナンスはスーパーワイピングクロスS・Hを利用して水をかけながら、優しく拭うように進行方向に動かしてして使用します。これだけで驚くほど汚れは落ちます。
コイン洗車場を利用される場合は、まず、高圧洗浄して大まかな汚れを落し、一時停止状態にして、バケツ・スプレーボトル等に用意した清水で水分を補いながら使用するとよろしいでしょう。(事前に水を流さずにいきなりクロスを使用するやり方は危険です。またポリラック施工されていると、水切れが驚くほど早いので、水分を補い滑性を維持しながら洗うように留意してください)
水洗いが終わったら、良質の合成セーム等で水分を拭き取ります。※1拭き取りが終わったら、乾いたスーパーワイピングクロスSで乾拭きを行います。
乾拭きは行わなくても、「塗装面保護機能」には関係ないと思いますが、仕上がりに差がでるので(5分もあれば終わります)、行った方がよろしいでしょう。
詳細はスーパーワイピングクロス付属の説明書をご覧ください。
夜間照明下では水滴の拭き取り後白い施工スジが見えることがありますが、この場合、ノンコンパウンドのワックスを使用すれば完全にみえなくすることも可能ですが、「油分」を塗布するということは、極端に言えば愛車のボディーを化学雑巾状態にしているのと同じです。
埃を呼び寄せることになるので、「密閉できるガレージ」を所有されているか、まめにメンテナンスされる方でないとお勧めはいたしません。この施工スジは磨きキズなどと異なり直射日光下では全く見えませんのであまり気にする必要はないと思います。
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何故か、ポリラックニューウルトラの使用方・スーパーワイピングクロスの使用方には記載がないのですが、並行輸入品の使用説明書に記載がある「ポリラック洗車」※2を日常メンテナンスとして行うと非常に簡単に輝きを維持できます。
ポリラック洗車とは、バケツ半分くらいの水(約4リットル)にキャップ三杯ぐらいのポリラックを混ぜ、スポンジ等で洗い、水で流す。
というものだそうです。
テグレットのM社員はこれを少しアレンジして、スポンジの代わりにスーパーワイピングクロスを使用してポリラック洗車を実施して、非常な効果をあげているそうです。実際駐車場に止まっている彼の車はいつもピカピカですが、これは比較的キズが目立たない塗装色といことも影響していることと思われます。黒色等濃色系の愛車の場合には少なくとも筆者はお勧めしません。その場合は以下の「アレンジ版」をお勧めします
筆者場合は、愛車が黒梨地のウレタンバンパーさらにグラナダブラックパールという塗色のため、「ポリラック洗車」は躊躇していましたが、デート前に「簡単にピカピカにしたい」という欲求に勝てず、先日ついにやってしまいました。
心配していたバンパーへの影響は殆どありませんでした※3、むしろ素晴らしい効果を発揮しました。但しアレンジしてというか、まず水洗いを実施した上で、ポリラック洗車を実施して高い効果を得ました。
コイン洗車場等を利用される場合は、「水洗いコース」でざっと水をかけて「一時停止モード」でポリラック洗車を行い、更に、洗い流すといった手順が効率的でしょう。
水で洗い流した後は、良質の合成セーム等を利用して素早く拭き取りを行います。これだけでも十分な仕上がりを得ますが、更にスーパーワイピングクロスSを使用して乾拭きを行うと完璧です。(この間わずか十数分!!)
非常に良好な結果を得られるのですがコスト高がネックといえばネックです
●月一以上で施工する場合
筆者やM社員のように、「洗車が楽しくてしょうがなく」なってしまって、月一・週一・・・・毎日施工するような事態に陥ったような場合(笑い)は、ワイピングクロスSで水洗い、もしくはシャンプー洗車をした後に、ワイピングクロスHを使用し施工し、拭き取りはSを使用する方が良いようです。以前Nで施工すると良いように記述しましたが、これは慣れないとかえって難しいようですので、上記表現に訂正致します。
この場合、重ね塗りを行わなくても十分な仕上がりを見せます。
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※1 水滴の拭き取り時に力をいれて擦ったり、コイン洗車場の水のように不純物が入っていたりすると、表面が白っぽい線状のシマシマ模様状態になってしまうことがあるので、優しく撫でるように水滴を拭き取ります。(拭くというより、クロスに吸い取らせるようにします)
不幸にして表面が白っぽく仕上がってしまった場合、仕上げ拭きを行うことである程度解消可能ですが、根本的には再施工しないと消えないようです。
この場合でも、少し離れれば(概ね30cm)解らないレベルですので、モーターショーに出品するような場合以外は、気にしないでも宜しいでしょう(どの道次回の施工時に消えます)。
また、ポリラックに限らずコーティング剤では一般的に、施工直後より一回水洗いをした後の方が埃が付きにくくなる傾向があるので、(おそらく、配合される艶だし剤や、シリコン等の関係だと思います)洗車毎にコーティングしていると常に埃がつきやすい状態になり、何のためにコーティングしているのか解らないといった、ことにもなります。
毎回施工できる時間的余裕と根気が有る場合は良質なワックスを使用した方が良いともいえます。但し
ポリラックの場合は、たとえ毎回施工しても、塗装面に悪影響を与えないという意味では、筆者やM社員のように「毎回施工」のおサルさん状態になっても安心ともいえます(苦笑)戻る
※2 「ポリラック洗車」なる言葉は、ポリラックジャパンさんにお電話で伺ったのですが、何でもドイツでは、日本に比べると水が高価なためこのような使用方があるのだそうです。「日本では通常のポリラックの施工と水洗いのメンテナンスで十分である。(から、説明を省いた)」というお話でした。
筆者自身・M社員の実績からして「ポリラック洗車」でのメンテナンスも非常に効果が高くお勧めできるものです。(確かに日本の場合、「バケツ一杯の水+ポリラックキャップ3杯」と「コイン洗車場水洗いコース一回」でどちらがパフォーマンスが良いかということは、判断の難しいところではありましょう。特にアレンジ版の場合「バケツ一杯の水+ポリラックキャップ3杯+コイン洗車場水洗いコース一回」になってしまいますので(苦笑)
これまでの経験からして、水洗いだけでも殆どの方は満足される仕上がりを得られるものと思います。ただ、ポリラックを使用して車の輝き中毒になり、おサルさんのように磨かれる場合は(笑い)、「ポリラック洗車」も有効かと存じます。戻る
※3 「ポリラック洗車」の場合、黒色ウレタンバンパーへの影響は、最後に水で流すこともあり、気にするレベルではありませんでした。むしろ若干の艶もでるようでそのままでも十分満足の行く仕上がりですが、完璧を期すならバンパー・ゴムモール類はシリコン系の艶だし剤等で仕上げるとよろしいでしょう。戻る
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