ドンテック
ハンドキット使用記 お試し編
ドンテック社が販売を開始したハンドキットセット
セット内容は、FX2、レジンソフト、塗り込み用パッド×2、取っ手、ドンテッククロスで、お値段は9800円なり。
セット内容を見たとき正直言って「高いなぁ〜」と思いましたが、使ってみると、この値段も納得の出来です。(でもやっぱり高いは高いので(苦笑)ドンテック社には「価格の引き下げ」もしくは、「セット内容の増量」を一応感想としては申し伝えてあります)
さて、使用感の方ですが、薬剤の内容についてはあまり聞かされていないのですが、FX、レジンソフトとも従来のものに比べて改良が進んでいるように感じられました。(付属のパッドの効能も良いのでしょうが・・・・)
まず、従来の電動お試しセットを上回る仕上がりを目指したという新型パッド。
見た目は、はっきりいって「小学生が図工の時間の工作で作ったような」ちゃっちいものですが(実際一度購入して仕組みが分かれば自作可能と思われます。)、使い勝手、作業性とも申し分ない良品でした。
ただ、日常からきちんとメンテナンスしている筆者の車の場合は、はじめからセットされていた2枚で事足りましたが(FXとレジンにそれぞれ1枚)屋外駐車の方、今までコーティングはしてなくて、施工時に「黒く汚れが落ちる」ような場合、FXの施工に1枚で足りるのか疑問。単品での追加販売もしくははじめめっから4〜5枚つけて欲しいと思うところ・・・。
で、このパッドにセットのFX2をつけて施工開始です
FX2は「2」を名乗るだけあってどうも改良されている雰囲気で、従来のFXより効率が良くなっている気がしました。(内容について聞かされていないので推測です。)パッドによる効能というのもあるでしょうから、どこまでが薬剤によるものか、パッドによるものなのかは、今後パッドで従来型FXを施工するなどして検証するつもり。
話をFX2とパッドに戻すと、洗車傷が見る見る消えていくのは感動!!。従来も削りによって傷を消すと同時に樹脂が展開して埋めるいる感じですが、FX2は樹脂の展開力があがって、傷を埋める能力が増大しているようです。
かなり深い傷でも少し力を入れてパッドを10行程ぐらい、滑らせると見る見る消えていきます。この際、削っているというより埋めているのが解ります。(逆に言うと従来のFXと異なり何回か洗車するとまた沸いて出てくる可能性があります。この辺は今後検証します)
FX2は完全乾燥させると、拭き取り性は若干低下するようなので、半渇きぐらいで拭き取ると良好のようです。
特に深い傷を埋めるときは塗り込んで(塗り込むというより擦り込むといった方が適切か)すぐ「拭き伸ばす」ようにすると面白いように傷が「見えなく」なります。
FX2の施工が終わったら、レジンソフトです
指でくるくるとかき回して溶けてきたところをパッドに少量(本当にごく少量で良い)つけ塗り伸ばします。
こちは従来品に比べてさらに作業性がアップしているように感じられましたが、この辺はやはりパッドの効能もあるのでしょう。
2度塗りすると、いかにも「コーティングした」という感じになります。厚塗りをすると若干若干白っぽくなってしまうのは、気になるところではあります。
まぁこれは筆者のように他のコート剤と「塗り分け」したりしなければ、恐らく気にならない程度と言えるので、欠点という程のものではないのですが・・・・。
欠点といえば従来のレジンメンテで、一大欠点であった、耐電性・対雨染性能はかなりの改善が見られる感じでした。帯電性能については評判の宜しいHRC+と比べてもそん色ないぐらいです。
これなら、屋外駐車・濃い色の車でも1〜2週間は洗車を「思いとどまれる」のではないでしょうか(笑)
耐久性等については、まだ未知数なので今後検証していきますが、まぁこの辺は従来のものより極端に劣るということはないと思います・・・。
・・・ということで、値段が高いのとセットの下地剤と仕上剤薬剤のバランスが取れていないのが難点ではありますが、施工の容易性・仕上がりは申し分なく、初心者からベテランの方までお勧めできる製品になってます。特に初心者の方でも確実に施工できるのがポイントでしょう。FX2の「削り」に対する「安全性」は検証段階ですが、よほど毎週のように施工でも施工しない限りは、まぁまず大丈夫だと思いますが・・・、FX2の量が極端に少ないのが筆者的には気になっています。
セット内容のFX2は2〜3回分ぐらいしか無いのに対し、FXの方は10回塗ってもまだ余るんじゃないか?ぐらいの量が入っています。
これは、見方を変えると、「これで1年分」とも取れるわけですが・・・・、とすると、その間にFXは2〜3回程度の施工が妥当とメーカーさんが考えているということなのでしょうが・・・。
これが、「2〜3回の施工に止めてくれ」という趣旨なのか、「これで充分」という趣旨なのか・・・というのは気になるところではあります。 ここが微妙というか大きな違いなので・・・(苦笑)