ドンテックFXレジンメンテ・NEWレジンメンテ使用記
従来品の欠点が大分解消され初心者の方の施工でも問題なくなりました。
「必ず洗車してください」とのことだったので、還元型鉄粉取りシャンプーとお気に入りの酸性雨対策シャンプーを使用して入念に洗車しました。まだ、日中の洗車はウォータースポット・イオンデポジットが出来易い環境ですので、土曜日の深夜に洗車して、ガレージの中に保管し翌日、日曜日に昼頃からおもむろに起きだして(苦笑)始めました。
まず下処理剤といわれるFXレジンメンテから施工です。容器を良く振って攪拌・パネル毎での塗り込み拭き取りが指示されていますのでそのようにしました。
塗り込みの布はプロテクトさんの施工例ではタオルが使用されていましたが、タオルは恐くて使用できないので(苦笑)良質のネル布でスポンジを包んだものを塗り込みに使用しました。(FXに関しては水性なので布をぬらしても可レジンメンテは油性なので不可です)
この点は確認したところ、奇麗なものであればタオルの使用も問題無いとのことでしたので、勇気ある洗車部員の果敢な挑戦リポートを期待します(笑い)
クリーナー成分が入っている(ファインセラミックとのこと)ということで、小キズも良く落ちます。私の場合は、一個所に10航程ぐらい布を滑らせて「砥ぐ」ようにして使用しました。事前の情報でウルトラレジンの方は塗り重ねてもポリラック程のキズ消し性能は有しないということだったので、下処理が肝要だと思い、各パネル2回ずつ施工しました。
拭き取りは、FXレジンの方はレジンメンテと異なりあまり神経質でないので(貴重なスパークロスを使用するのも勿体無いというのもあり)今回は使い捨てクロスを使用してみました(ユニ・チャーム潟ニテック事業部さんの「ワックスふき水ぶきに拭き取り勝負!!C4’S CARBODY TOWELS」)が拭き取り性能は良好でした。
使用感は、一言で言えば取り扱いの簡単な「フッソ99」(爆笑)これはこれで、所謂コーティング剤然とした、ガラスを通してみるような透明感ある仕上がりを見せ良好です。FXレジンも撥水性を有しているとのことですので、この方がこの仕上がりが好みの方、ここまでで疲れた方(苦笑)はこれで終わりにしても宜しいでしょう。
クリーナー成分が含まれるため、小なりとはいえ「削り」をおこなっているには違いないので、これを常用した場合の、影響に付いては今後の検証課題です。
FXレジンメンテが終わったところで小休止して
いよいよ仕上げ剤のNEWレジンメンテです。
ドンテック NEWレジンメンテ使用記
洗車部員の声が届いたのかどうか・・・は定かではありませんが、レジンメンテがモデルチェンジしました。
私が使用したのは、試供品のサンプルですが、これで「決定版」ということですので、概ね市販品と同じということと、製品の方も1999/6から新型に切り替わっているということなので、使用記を記したいと思います。(一応サンプルが無くなったら製品も購入する予定です。試作段階の試供品での評価であるということは予めご了承ください。市販品を入手後は改めて使用記を記します)
※ その後筆者は1999年11月からメインのコート剤をHRC+に切り替えましたので、筆者の製品版の使用記は永遠に登場しない可能性もあります。製品版の使用記については洗車部員諸氏の使用記をご参考にされてください。
従来FXについては、誰にでもお勧めできる優れた製品としてご紹介してきた一方、レジンメンテはいささか扱いが厄介で、上級者向き。埃の付着具合が多めなので屋根付き駐車場を確保出来る方向きという形でのご紹介になっていましたが、今度の改良でその辺がだいぶ改善されました。
従来のレジンメンテも塗色が鮮やかになるという一大特徴があったのですが、反面「色が薄くなった」ように感じ、イマイチ「深み」に欠けるのと、表面処理剤か何かの「油感」が個人的にはイマイチと感じていたのも解消され、むしろ「深み」では従来から定評のあるポリラックと同等かそれ以上のものになり、なおかつ「鮮やか」さも維持しているという大変好ましい仕上がりが得られるようになっています。
施工にあたってはFXとレジンメンテの二度手間というのが、欠点と言えば欠点ですが、1液タイプの薬剤とて最高の効能発揮には重ね塗りは不可欠ですのでこの点は欠点とはいえないと個人的には評価しています。
一旦下地がシッカリ作られれば、当面はレジンメンテだけでメンテナンスは済みますのでこの点はあまりマイナスにはならないと思います。(値段もリーズナブルです)
また、これも従来からご紹介しているように、「簡単」に済ますならFXだけでも十分な効能を発揮しますので、これで行く手もあります(FXについても改良版を研究中とのことで、将来は中間を狙った一液タイプのFXが登場の予定ありとのこと。
施工性能については、メーカー指定の方法で行う限り、塗り込み・拭き取り・仕上がりとも簡単となっています。
※ 従来と異なりレジンメンテもクロスで施工するように変わりました。
耐久性については例によって例のごとく検証不足なのですが(笑)
おそらく、観察している限りでは平均以上なのではないかと思っています。
また、キズを「埋めるタイプ」である、ポリラックと異なりドンテックのシステムはキズを「消す」タイプなので、施工後、後から無くなった筈のキズが沸いて出てくることもないのもメリットです。当然車を使用していれば新たにキズは付きますが、一旦ドンテック施工されていると、このキズを消すのは非常に容易です。
従来品の一大欠点だった埃の付着具合もかなり改善されていると思います。奥様の車で観察する限り、少なくとも他のコート剤と同等以上の性能は発揮しているようです。
水玉についても大分改善(ノメーとしてきました)されて、屋外駐車でも問題のないレベルに達しているのではないかと思います。
・・・さすがにこの辺の性能に関してはポリラック・HRCが上回っているのは否めないのでありますが・・・特に耐電性についてはポリラックが「凄すぎ」ということでしょう。
(この2点については屋外駐車の方の「人柱レポート」に期待致します。お気軽にお寄せ下さい)
防汚れ性能については「ちゃんと施工できていれば」雨の中を走れば洗車代わりになるぐらい優秀。
施工後、雨の中を走行してシトロエンのオフ会に参加した折りの晴れ間には私の車がまるで洗車機に入れたようにピカピカなのは参加者の方にもかなりのインパクトを与えていたようです。
元々シトロエンな方々は「洗車」に興味がない方が多いので、余計に驚かれているみたいでした。実際、当然ボディーの下半分は泥汚れ等が付着しているのですが・・・、ベルトラインから上、ボンネット・ルーフなぞはとても雨中走行後「放置」されたとは思えない状態。雨染み汚れどころかキズ一つ見えない状態なのには、乗っている当の本人も驚きました(笑)
ということで、仕上がりは最高ですが、埃の付着が多いのがネックになるので、どちらかというと車庫のあるお車向けの製品といえます。