ミクロコートはメーカーさんの説明を見る限り「簡易版」的印象があり、正直あまり期待していなかったのですが、非常に作業性に優れているのに効能はバッチリで、筆者の求める「楽して光る」に適合するお勧め品であります。
薬剤の性質的には水性ということで、非常に作業性が優れています。特に、洗車後、濡れたボディーに塗布して乾燥後洗い流すというメーカーさんでは簡易方として紹介されている施工方法でも十分以上な効能を示し、施工の安全性という面でも白眉というか、下手なお手軽ワックスよりお手軽で居ながら効能は優れ、メーカーさんの「約2ミクロンの被膜」というのには正直疑問もありますが、ともかく、屋外駐車がたたってべったりとついて、筆者の稚拙な技術ではどうやっても取れなかった雨染み、イオンデポジットの類が「まるで見えなく」なったのにはぶっ飛びました。
恐らく同様の能書きを謳っているGFストロンガー等も同等品と思われますが、ともかくこれである程度の耐久性があれば、ポリラックの登場というか発見に匹敵する秀でたコート剤と言って良いと感じました。筆者的にはこれでだけ楽なら、耐久性的には二週間程度でもOK出してしまいますが、今のところ一月程度は持つのは確認できてますので十分と言って良いと思います<それ以上は怖くて試せない(^_^;)何方様か検証かよろしくお願いします(^_^;)
従来の「ガラス系」コート剤の一大欠点であった「雨染み」の付着が度合いが著しく少なくなっているのも気に入っています。これは、フォンブリンAを含むコート剤やポリラック並みに少ない。
非常に作業性に優れている製品なので、施工のポイントと言うのも特にないのですが(^^ゞ、筆者的には乾拭き仕上げよりは、水洗い仕上げを推奨します。
この際、洗車後の水滴は拭取らないで施工しても全く問題ありませんというか、その方が均一に仕上がる様な気がします。
耐久性等については理論的には当然水滴拭取り後施工、乾拭き仕上げのほうが上になるのでしょうが、正直筆者の車の置かれている環境&一月程度といった施工インターバルでは耐久性に関して施工拭取り状態の違いによるに差異は見出せませんでした。(表面の劣化状況は同等に見うけられました)
ポイントとしては残念ながらこの薬剤そのものには汚れ落とし能力は殆どありませんので、良質のシャンプー等を使って事前に十分汚れを落としておくのが望ましいと思います。汚れが付着している状態で施工してしまうと、その部分が「荒れた」状態になり、雨染みの付着を発生させやすくなります。また、イオンデポジットや雨染みといった、比較的「なだらか」な傷には滅法強いのですが、断面というか斜面が鋭角的なものに関しては意外と弱いと言うか、見えなくする能力には劣る傾向が見うけられますので、小キズのある車ではそれなりの下地処理をされた方が良いでしょう。
後継のGFC102と異なり黒樹脂パーツ類にも良く適合します(メーカーさんによるとタイヤにも使用可能なようです)逆に言うとGFC102は樹脂パーツに白残りするんです(^^ゞ。この点が筆者がミクロコートを推す一大理由だったりします(^_^;)筆者のように黒樹脂部品の多い車に乗っている方には特にお勧めしたい製品です。故に黒樹脂部品の少ないお車の場合CP的にはGFC102が宜しいかもしれません。GFC102の耐久性は検証中ですが、施工性、仕上がに関しては良好なことを既に確認しています。