・・・等々と良いことずくめな文言が唱えられていますが、最大の謳い文句というか洗車部員的に惹かれるのは「乾燥によるこびり付きを防ぐための分割洗浄が不要で、夏場でも車1台を一気に洗浄できます。分割洗浄に比べ洗車時間が約20%短縮でき、水使用量も約11%削減出来ます」とのくだりかと。
何でも「新開発のすすぎ成分D.WPが汚れの再付着やこびり付きを防止し、洗車中に白く乾燥しても跡が残らずキレイにすすぐことができます」とありという反応を示すのは筆者だけではないでしょう(-_-)
ということで、肝心の使用感なのですが、これが、なかなか良好で最近外れの多いソフト99さんにしては珍しく(苦笑)能書き通りの効能を示す製品です(^^;)
実際に何度か直射日光下での洗車を実施してみましたが、乾燥はするのですが泡がまるでカマキリの卵のような状態・・・今時の人には解らないか・・・(^_^;)になり汚れを包み込む感じで乾燥し、水洗いするとそれがすーっと流れ落ちる感じで、確かに同社比・他社比で乾燥には強い製品に仕上がっています。
・・・ということで、早とちりな方はもう販売店に走っているかも知れませんが(笑)、確かに能書き通りの性能を示すのですが、これが製品の謳い文句通り夏場でも一気洗いが可能かというとどうかな?というのがあります。
というのは効能を示すのは「すすぎ」まででその後の水滴の拭き取りにまで効果が及ぶわけではないので、有り体に申し上げて雨染み・イオンデポの発生は防ぎ得ないという(苦笑)ものなのであります。
やはりこの製品を使っても洗車は曇天もしくは夜間等に行うに越したことはないのであって、夏場の直射日光下での洗車などはそもそもシャンプーをかける前に水洗いした段階で既に水垢染み・イオンデポの発生を心配しなくてはならないわけで(笑)
・・・机上の空論製品と申しましょうか、頭隠して尻隠さず的製品と申しましょうか・・・(^^;)
じゃ全然だめじゃんということになるかというと、冒頭にも記しましたとおり筆者的にはお気に入りの製品です。
まず、第一にストレートタイプでなおかつ濃度が薄口のアメリカンな感じであるということです。いつも筆者が強調しておりますように多くの方が濃すぎる濃度の洗剤溶液で洗っておられますが、はじめから適正濃度であるというのが第一点。第二にこれまた古い読者の方からはスポンジが投げつけられそうですが(^^;)「匂いが良い」(笑)。さらに、乾燥に強いことから、コイン洗車場にお出かけしてホールがアチアチでも使用できる(筆者は極泡のスプレー容器に入れてもっぱら下まわり用に重宝しています)というコイン洗車場かつ下回りから洗う派の方には救世主的な製品であります。また、適正濃度で洗えてかつ乾燥に強いところからして洗車初心者の方にもおすすめできる製品といえます。
他社さんからも同様コンセプトの製品がありますが、こちらは、ワックス分を含まないということで本格洗車に対応しているのがポイント。さらに能書きによると50倍希釈でメンテナンス洗車にも対応できるとのこと(ただしこの際は製品の売りである耐乾燥能力は低下とのこと)とで、色々使い回しの出来る出し汁的シャンプーとして筆者的には気に入っております。
筆者的にはこれもお気に入りである同社の「極泡」の進化版的に考えています。