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SOFT99 FUSSOCOAT
スピード&バリア





特性を理解して使えば従来品とは一線
を画する本格コーティング可能な製品

管理人使用記

takaさんの使用記


管理人使用記



 寿司食い放題(^_^;)オフ会でながすえさんより教えて頂いた「良品」コート剤。
 一見お手軽品に見えて、さにあらず、本格的コート剤です。特性を理解して使うと非常に効能が高い製品、逆に特性を理解せずに使用するとイマイチに終わってしまう製品です。個人的には従来の製品と一線を画する画期的といっても良い製品だと思います。

 メーカーさんによる能書きとしては
1 水をはじく!
2 油もはじく!
3 拭き取り不要!
4 光沢仕上げ!
5 9ヶ月耐久!

 ・・・とありますが、概ね能書き通りの性能を発揮する非常に優れたコーティング剤です。

 第一印象は非常によい製品です。
 薬剤自体の扱いは従来のフッ素系のものを覆す簡便さで使用感は非常に良好。付録の布もオマケにしては「使える」ものが入っていて、能書き通りワンステップコーティングが可能でした。
 ただ、個人的には付属の布のステッチとタグは気になってしまうのと、その「良好な汚れかきおとし能力」が逆に気になり、試用時以外は別なクロスを使用しています。

 ムラになりにくくかつ良く光ります。が、惜しむらくは帯電性はあまり良くない事でしょうか。といっても悪くもありません。比較対象の零三式コーティングポリマー11型が良すぎるともいうので・・・

 「フッ素樹脂だけのピュア被膜」が売り文句となっていて石油溶剤は未使用ということですが、その代わりといってはなんですが「フッ素オイル」配合ということで、「油分」があるのかも知れません<が、これが簡単に光沢を生み出す秘訣でもあるようです。

 説明書きには塗装面以外のレンズ部分や黒樹脂部品には使用不可となっていますが、筆者の試した範囲では特に問題もありませんでした。黒樹脂部品に関しては白残りもせず付着しても問題ありません。また、タイヤなどについても大丈夫でした。ホィールに塗っても良い感触でした。ただし、ゴム部分に関しては雨に遭うと白い斑点が生じ、これはシャンプーなどでは落ちますが水洗いでは落ちないので一寸気になりましたのでゴム部分には使用しない方が無難かも知れません。

 塗り込み自体はワンステップのお手軽コーティングなので、所謂ワンタッチ系と誤解されそうですが、さにあらず、実は「本格」コート剤なのが最大のポイントと言えます。この特性を理解して使用するかどうかが、効能を発揮させる分かれ目ともいえます(^_^;)

 ソフト99さんの大英断というか、この会社の製品にしては珍しく、全くと言っていいほどクリーナー成分は入っていない様子で、汚れ落し能力はゼロに等しいのですが・・・このクリーナー成分との決別が良好なコーティング性能を生んでいるようです。
 付属のクロスで施工するとある程度汚れ落し能力が発揮されますが、これは薬剤の力、バインダー成分の力と言うよりは、クロスの「掻き取り力」によるものと考えられ、逆に言うとこのクロスをあまり力一杯使ったり常用するのは考え物かも知れません・・・(^_^;)
 ので、個人的には、ふきとり〜のWシュアラスター/鏡面仕上げクロス等を使用するのが望ましいと思います。
 個人的に一番相性が良いと感じたのはAIONさんの「フリース系ボディーのフィニッシュ専用クロス」です。


付属の専用クロスも良品ではありますが、
個人的にはステッチと掻き落とし力が気
になるので別に施工クロスを用意しました

 従来このフリース系クロスあまり良い印象が無かったのですが(^_^;)大きさと言い、特性と言いこの製品のためにあるような(^_^;)気がするものです。というか逆に言うとあまり他に使い道無いのですが(^_^;)
 がともかく、この二つの製品の相性&施工性能はなかなか好成績でした。


管理人的スピード&バリアの使用上のポイント

 ポイントは、決してお手軽コーティング製品ではなく本格コート剤だと言うことの理解ということになります。
 具体的には重ね塗りがポイントになるのではないかと個人的には思っています。
 クロスによる施工なわけですが、一度塗りでは額面どおりの性能を発揮するのは難しそうです。
 実際問題、拭き取りも要らず、ムラにもならないので一見施工は簡単に見える・・・というか、とりあえず光らすと言うぶんには簡単なんですが・・・(^_^;)
 ・・・百パーセントの効能と言うか額面どおりの効能を示させるためには重ね塗りが望ましいと思います。
 上手い表現が見つからないのですが、何と言うかマクロレベルでは奇麗に仕上がっていても、ミクロレベルではどうしてもムラがでいると言うか、要するに分子単位での塗りムラが効能発揮に障害となっている様子・・・と言いましょうか・・・
 うまく施工できているかどうかの目安としては、仕上げに乾拭きしてみて、クロスの滑りが通常引っかかるようならまだ奇麗に施工で来てません。。。
 また、クロス全体が湿るぐらいの量を使用した方が良いようです<一度拭きで済まそうと思わずにから拭きするぐらいの状態の方が結果として施工ムラ<ここが仕上がりムラでないことに注意!!仕上がりはどうやっても(笑)結構良好に仕上がります。。。
 重ね塗りしてムラなく塗れると通常のコート剤、ワックス並みにこれが滑るようになるのでこうなったらOKです。その方が仕上がりも良く光具合も良いので、重ね塗りを推奨致しますが、こうなると、傷つきの確率が増大することになって屋外施工では痛し痒しということになり、ここをどうクリアするかが使いこなしのポイントになるかと思います。
 本来一発施工を標榜する製品ですので直ぐに重ね塗りしたくなりますが、溶剤を含まないためか、実は「乾燥完成」までには思いの外時間がかかり、最低でも2時間ぐらいは間隔を開けた方がよいようです。
 ・・・ただし、これには異論があり、重ね塗りすると帯電性が低下するので一発塗りの方が良いという意見もあります。。。。この辺は今後の検証課題です。人柱募集!!
 また、汚れ落し能力は「コート剤本体」は無いに等しいので、事前の前処理もポイントになります。傷がどうでも良い場合は入念なシャンプー。傷も気になる場合は磨き作業を行った方が宜しいでしょう。
 上手く施工できれば、能書き通り、水はおろか油分も弾き、営業車ではピッチタールや納品所で付着した油が水拭きのみで綺麗サッパリ落ちるという従来のコート剤ではまずあり得なかった耐油性能を発揮。これは驚異的と言っていいとおもいます。が、反面「物理的」な汚れというか、ディーゼル煤煙と土埃の複合体を含む雨染みは弱いらしく、これがついちゃうと結局磨かないと取れない・・・といった面も確認しています。


台風の大雨とはいえ結構豪快に雨染みだらけになってしまったまさたけ2号(^_^;)


 ただし、これが、不思議なのが営業車の特定のパネル(具体的にはリアパネルのゲート部のみ)に発生していて、他のパネルでは発生していないので、車の構造(上にブチルゴムで止められたシールがありますが、このブチルゴムの耐熱性が低く(^_^;)少しずつ流れている様子)もしくは車の塗装の問題で、この車特有の問題の可能性もあります。この辺は今後の検証課題です。がこの汚れも水洗いでは落ちませんがシャンプーや溶剤入りのクリーナーでは簡単に落ちてしまうのですが・・・そうすると、その部分は塗り直しになるのが痛いところ。というのは雨染みがついてもコーティング性能は発揮されているのでこれを落とすことになってしまいます。


全く同一日時の他のサイドパネルの状況
雨染みはおろか微細な汚れもありません

 他のパネルは、このように雨にあってもまるで「洗車」したのがごとくの綺麗さです。雨染み、イオンデポジットの付着も無いに等しく非常に良好。特にピッチタール状の汚れが水洗いシャンプーで簡単に落ちてしまうのは驚異的と言っても良い。メーカーさんの能書きにある9ヶ月というのはどうかと思いますが(実質三ヶ月ぐらいのようです)良品であることには間違いはありません。

2004/09/30
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