太陽ポリマー
（ガラスポリマー）
太陽ポリマー管理人使用記
株式会社 新日本交易さんが、おだしになっている太陽ポリマーなる製品を試してみました。
筆者が試したのは「アンケート」に答えると当たるというモニター用のセットでした。
下地処理剤の洗車職人と太陽ポリマーPOWER GFという薬剤、スポンジが送られてきました。非常に得した気分ですが、別にプレゼントでもらったからと下駄をはかせることなく、いつものように(^_^;)レポートしたいと思います。
メーカーさんによる効能としては・・・
・何時もつるピカ太陽ポリマー！！
・太陽ポリマーは汚れに強い！！
・太陽ポリマーは鉄粉・鳥糞に強い！！
・太陽ポリマーは雨染みに強い！！
・太陽ポリマーはキズにも強い！！
・・・・などが、あがっています。
施工
施工に当たって、メンテナンス剤兼下地処理剤の「洗車職人」なるものをボディーにスプレーしてスポンジでこすって行うように、また施工にはスポンジ＆タオルを使用するようにとされています。
が、いきなりスプレーしてスポンジで擦るってのは筆者的には抵抗があったので、一応事前にシャンプー洗車して、その後に洗車職人を使用しましたが、正直この段階でもう充分綺麗に光りました(^_^;)
さて、洗車、下地処理が終わったら施工です。メーカー指定のスポンジで塗って行きますが、途中でスポンジを落としてしまい、その後は手持ちの柔らかいコーティング用のスポンジを見繕って施工しましたが、最終的な仕上がりに特に差はありませんでした。
塗りこみ自体は特に難しくもなく、普通に塗り伸ばせます。最初にポンポンと叩くようにして、薬剤を乗せて、それを拭き伸ばすようにするといいように感じました。
塗りこみが終わったら拭き取りに入りますが、拭き取りのタイミングは個人的には乾いてからのほうがいいように思いました。
拭きとりにはメーカーさんでは、タオルで良いとしていますが、怖くて使えないので、ふきとり〜のＷ、シュアラスター鏡面仕上げクロスを使ってみました。メーカーさんでは、この段階では、もやつき、ぎらつきがでる、といいうことを説明されてますので、かなりの覚悟をもって望んだのですが、拭き取り性能はそれほど悪くなく、一生懸命やれば、この段階で仕上げまで持っていくのも不可能ではないように感じられました。が、今回はとりあえずメーカーさん指定の方法に従うことにして、この段階の拭き取りは適当に済ませて（笑）次の、水ぶきの段階に望みました。
クロスは固く絞れば絞る程よいということなので、バケツに清水（浄水機を通した水を使いました）を用意して、これまた、ふきとり〜のＷ、シュアラスター鏡面仕上げクロスを使って拭き取りです。この段階で仕上がりが決まるとのいうことなので、この行程は丁寧に行いましたが、技術的には全く難しいことはなく、ひたすら丁寧に拭いていくだけです。まったく難しくありません。
水ぶきが終わったらしあげの空ぶきです、これもふきとり〜のＷ、シュアラスター鏡面仕上げクロスを使いました。が、全くムラなく仕上がりました。当初メーカーさんの説明にからは難しいのではないかとの印象を持ちましたが、指定の手順を守る限り全く難しくなく、むしろ、今まで扱ったコート剤の中では最も簡単な部類に入ると思いました。（但し時間はかかる）
樹脂部分は問題ないというよりは非常に良質に仕上がりますので、「積極的」に施工しても良いと思います。
効能
仕上がりは、全くもって、文句なし。全くムラはなく、輝きは素晴らしいもｊのがあります。
特徴としてはどの角度から見ても光って見えるところが素晴らしい。（コート剤の多くは角度によって光り方が違ってしまうものが多い）コーティング材というよりは良質のワックスに近い光り方をします。それなのに油感がなにのは筆者的には気に入りました。
なお、帯電性は並み。濃色車で屋外駐車の方はあまりメリットはないかも・・・(^_^;)
期待していた、キズ消し効果は不思議な結果となりました。ボンネットにディーラーで付けられた50ｃｍはあろうかという円弧状の大きなキズがあって、これを事前にＦＸやコンパウンドで消そうとしたのですが、かなり深いらしくなかなか消えず、「これ以上やっては危険」と感じ「諦めて」いたのですが、これが見事に埋まって、全く見えなくなったのに対し（これは見えないというレベルでなく完璧になくなりましたまた、このレポートを書くまで５回の洗車をしましたがまだ、「わいて」きてません）これは驚異的といってもいいと思う反面、サイドパネルやトランクリッドにあった細かいヘアライン状のキズは消えてないのが不思議なところです。
これは、想像なのですが、このポリマーの成分はある程度の大きさを持っていて、あまり細かいキズには食い込まないのか、あるいは、ボンネットのキズは事前にコンパウンドで処理をしたこともあり、キズの断面が緩やかになってＵ字状になって、食いつきが良かったのではないかと想像しています。
で、他のパネルのキズは、コンパウンドを掛けていないので断面がＶ字状で薬剤が食いつきにくいのではないかと・・・勝手な想像をしています。
これからすると、キズが目立つ車の場合、事前にＦＸなどでの下地処理はやっておいたほうがよいと感じました。すくなくとも、この薬剤だけでの施工でのキズ消し性能はさほどでもありません。
が、事前の下地処理を行ったボンネットに関しては、本当にプロ並みに仕上がりましたので、満足度は大きいものがあります。
現時点で、施工後５回ほど洗車しましたが、全くと言って良いほど、艶がひけないの素晴らしいの一言です。通常のコート剤は施工直後より一度洗いした時のほうが「本当の姿」というｋとで、艶がひけるのはやむを得ない（表面処理剤・光沢剤が入ってるものが多い）のですが、これが全くと言って感じられないのです。耐久性についてはまだデータ不足ですが、筆者的には５回の洗車に耐えてくれれば充分です。
結論
施工自体は特に難しくもなく、むしろ簡単な部類に入り、仕上がりは非常に良好。耐久性についてもまず納得の範囲。
問題点としてはともかく、洗車から施工完了まで時間を食うので、青空での施工はよほど条件がよいときでないと、途中で砂埃等が乗ってしまって、キズを付けかねないのが気になるといえば気になりますが、この辺は元々プロ用ということなのでやむを得ないでしょう。
早朝、日の出直前ぐらいの大気の状態が安定している状態で施工して、午後は「乾燥」にあてるといった状況が確実な日でないとちょっと屋外での施工は厳しいかもしれません。
逆に、屋根つきガレージに恵まれている方は、これは素人からベテランまでかなりのお勧め品といって宜しいと思います。
なお、掲示板等で硬度について話題沸騰になりましたが、施工した感じは確かに硬質に感じられます。が、所詮は鉛筆硬度で５だの９だのと言っているのであって、ガラスのようにというのはややオーバーと感じました。が、ま、これは致し方ないでしょう。キズはしっかり入ります(^_^;)
今のところセット販売が基本のようなので、価格面がネックか。ベテランの方で、下地処理剤等は不要と言う場合は、ミラーコートなる類似製品が出ているようなので、こちらでも良いかもしれません（但し筆者はこちらはまだ未確認です。いずれ検証してみます）
副作用・耐久性については、煩い事をいえばいま少し検証時間が必要かと思いますが、恐らく問題はないものと思われます。（若干塗装面に浸透しているような気配もありますが今のところは副作用は感じられてません）施工条件を整えられる方、選べる方には初心者からベテランまでお勧めしたい製品です。
筆者的にはメンテナンス剤も含めてかなり気に入っています。
