sc097 ごとう さんの コーティング日誌
私は「洗車」は好きです。長い時は3時間位かけて洗います。
が、「磨き」ことコーティングなりワックスに関しては得意な方ではなく、施工技術・知識共いばれたもんじゃありません。
そのくせ今年、維持のむずかしいブラック車(GOLF-4)を購入してしまい、洗車倶楽部に出会うまでに3種類の→
1●3Mのクリーナワックス(液状)
クリーナ入りのせいか塗り込み・拭きあげが少々力仕事。深みのある仕上がりにはなりません。下に記したポリマーワックスのためのポリッシュがわりにしてました。
2●3Mのポリマーワックス(ネリ)
アクリルシリコンフッ素化ポリマー(特許)配合。プロ仕様っぽい黒い缶パッケージは期待をそそるデザイン。甘い香りが強い。塗り込み・拭きあげとも比較的良好だがカルナバでないせいか水を嫌う。シュアラスターマンハッタン以上と思われるかなり深い光沢が得られるが光の角度によって油っぽい拭き跡が見える。
3●リキュードグラス(ポリッシュとコーティング剤がセットになったやつ)
コーティング剤は特に水を嫌い、乾かしすぎたものを拭き取るとキズがつきそう。施工直後は深みのある光沢が得られたが洗車を重ねると摩傷が目立ってきた(正武氏に施工が失敗とのご指摘)。自分には扱いにくい製品。
→製品をGOLF-4に試してきたのですが、そのうち気を使い過ぎて不得手な施工にかかる時間がさらに増えて1日じゃ足りなくなるし、さらには摩傷が気になって気になってしかたなくなってきました。
黒い車にしたことを後悔しつつ、1液でもクリーナ&傷消し効果が高く、美しくラクに仕上がる製品を求め、見つけたのが洗車倶楽部。
そしてまず1液処理であるポリラックを試したのでありました。
「最近のドイツ車は硬度の高い水性塗料の為、ポリラックは多少のりにくいので比較的短い期間に何度か重ね塗りをすると能書き通りの効能が発揮されるでしょう。」とのご指摘をうけ、毎週約2回程の施工を敢行することとなりました。
最初のうちは、スーパーワイピングクロスだけで塗り込み・ふきあげをしていましたが、若干の試行錯誤の上、スーパーワイピングクロスを「ソフト99・コンパウンド用スポンジ」(長方形で硬質スポンジ部が握りやすい形になって、自分としては気に入ってます)に包み塗り、20〜30分したところで「プラスミューシリーズ・ネルクロス」(使用感に多少不満残る)でササッと適当に荒ふきとり、洗車倶楽部(特)推薦「シュアラスター・鏡面仕上げクロス」(使用感、仕上がり最高!)で仕上げする、という具合にして割合早く施工できるようになりました。
なるほど、輝きこそリキッドグラス並みではありましたが、施工のしやすさ、きれいに摩傷も消えムラのない仕上がり、なにより濡れたようなしっとり感が気にいりました。
にもかかわらず、どんなにか重ね塗りしている筈なのに、洗車すると浮き出る摩傷。塗装との相性が良くないのか、硬い水性塗料のためコーティング膜がのりにくく流れるのか?しかし、施工すればスッ〜と消えて輝きしっとり。そして洗車するとまた浮き出る摩傷。しかし、施工すればスッ〜と消えて輝きしっとり。そして洗車すると・・・・・???
ポリは施工がラクなうえに仕上がり・効能もすばらしい故、とにかく洗ったら施工せずにはいられなくなる習慣性を私にもたらし、何かアトピー性皮膚炎をステロイド軟膏で治療しているような感覚すら覚えるようになりました。※注1
「やっぱ、根源から治さなアカンな。」ならばドンテック。とはいえドンテックは2液処理。しかもレジンメンテ施工には自信がない。正武さんはFXだけでも十分イケると言うが、どうせなら鏡面は求めたい。それならドンテックPRO施工を行うプロテクトさんが私の住む一宮にあるので、これは一度訪ねてみようと門を叩きました。
ドンテックPROシステムは、荒れた塗装を肌調整しオリジナル本来の輝きを引き出して良い状態を維持することができるシステム。考え方として似ていると思ったことは、薬を習慣的に使用せず皮膚本来の自己治癒力を取り戻すのが皮膚炎患者の理想なので、アトピー(軽いですけど)の私は、それに勝手にあてはめて共感してしまいました。
PRO施工すれば、肌調整で摩傷はなくなるし私のような施工不得手でも若干のレジン補給だけで洗車に専念できて時間の節約になり、定期メンテを受ければ良好な塗装状態をキープできる(むしろ向上するらしい)。
というわけで「あの値段で、あれだけの腕で.......る店はそうそう見つけられるものではありません。」とまで正武さんに言わしめるプロテクトさんに施工をお頼みしたのでありました。
次回はPRO施工時に分かった事とか感想、その後は車の状態や定期メンテ報告などをボツボツとUPできるといいなと思ってます。(暇があれば(^^ゞ)
※注1:決してポリを非難しているわけではありません。やや表現が不適切としても抗議しないでください(^^ゞ。
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その2 ドンテックPRO施工記
8月7日(土)施工日当日は朝9時頃に来て下さいとのこと。土曜日の朝は必ず洗車するのですが、PRO施工前に洗車されることは分かっていても、やっぱりいつものように洗車してプロテクトさんに向かいました。(歯医者へ行く前の歯磨きみたいなもんです)
9時ちょっと過ぎ、プロテクトさんに到着。ちょうど代車の車内をきれいに掃除機がけ終わったところのことで、施工を予約した日に話した自身のアトピー云々のことで恐縮にもお気使いさせてしまったようです。(_○_)
そして、仕上がり予定の午後5時、車の受け取りに再びプロテクトさんへ。
GOLF4に施された、まずはプロの仕事をつぶさに拝見させていただきました。
とりあえず気になるボンネットの摩傷はおおかた消え去りこの辺は当然といえば当然ですが、残った数本のスジもよ〜く見ないとほとんど見えない程度になっていました(これが消えてたらむしろコワイ)。
ポリラックのようなしっとりと深みのある輝きも好きですが、何と言うかシャープというか雑味のない輝きというかクリアな色合いというか・・・
「う〜ん、エクセレント!」。
「これが、オリジナル塗装本来の色です。」と松村さん。
ここで、少し施工時に解ったことを、お聞かせいただきました。
まず、車を洗車後施工室に入れた際、塗装状態を見た瞬間
「・・・この濡れたような光沢はもしやポリラック・・・?!」実は松村さん、
「ポリラック施工車の場合は、できればしばらくの間ポリラックの使用を中止してから施工しに来ていただきたいです(_○_)」というのを言い忘れていたそうです(^^ゞ)。アリャ、3日前にもポリしたばっかなんですが・・・・。
塗装硬度が高いんだと思い込んでポリラックを何度も塗り重ねているのに
『洗う度に摩傷が出てくる(※1)私の黒いGOLF4』は、ポリラックの定着がやっぱり悪いのかと思いきや“ポリラックが相当にブ厚くのっていた”そうで、まずこのブ厚いポリラック除去(柔らかいポリラック皮膜にドンテックを乗せても効果が無い為)が余儀無い作業になったそうです。
さらに塗膜状態測定したところ、塗膜予想硬度に対して松村さんとしても意外な異常に柔らかい硬度HBということが判明、塗装硬度が高いと思い込んでいた私も
「・・・・・・!!」(オイオイ、触るだけでも傷つきそうだ)。但し、表面上だと思われ、ポリラックの影響かどうかは言いきれないとのことでした。
ちなみに、GOLF4をPRO施工した際の作業行程を教えていただきました。
1.塗膜状態測定
2.高圧洗車機にてホコリ除去後、Amwayシャンプーにてウレタン洗車
3.大型エアーブローにて水切り(洗車時以外ボディに触れない)
4.FXレジンMIXにてシングルアクション+ウレタンスポンジ2000rpm軽研磨
(通常はシングルを使用しません)
5.同じくダブルアクションクロス技法にてトップカット重合(プロテクト技法)
6.150パイウレタン、ダブルにてPROレジン磨き
7.手塗りPROレジン30分後拭き取り、中波焼き付け
8.PROレジンハード、ダブル塗布後中波焼き付け
9.細部確認補修
膜厚/98〜122μ(施工後ボンネット測定)作業時間7時間
正武さんのドンテックPRO施工体験記を読むまで、“磨き素人”の私は普通の
「磨き・コーティング店」は、ポリッシャーかけて特別な薬剤塗って拭き取るだけと思っていましたので、
「簡単な作業準ですが・・・・」と言われるプロテクトさんの、この磨いて磨いて磨いて塗り込んでは焼き付けて塗り込んでは焼き付けての作業が随分と手間のかかる行程に思えました。
車内も大変きれいに掃除していただき、外も中もホントに買ったとき以上の美しさでありました。次回からもメンテナンスをお願いしたいと思っています。
が、あえて、もちろん仕上がりには大変満足しています。私の勝手な感想として勘違いを恐れず申し上げますと、塗装本来の色・素直な輝きを良しと感じる反面、もしかして例えていえば
「ぜんざい」の中に甘さを引き立てる僅かな
「塩」とでもいいますか、リキテックスとかポスターカラーの濃い色をムラなく塗るために僅かに混ぜる
「ホワイト」とでもいいますか、みたいなものがあったらどうなのかなと。(いわばそれが雑味ということか?)
素人がいらんこと言わんでも、プロテクトさんはさらに上をいく新しいコーティング剤と施工方法を開発中で、あと一歩というところの様です。(もう。できたかな?)
なお、MIXレジン(非売品)メンテとAmwayシャンプー
(※2)をノズルボトルに小分けにしたもの、そしてシャンプースポンジ、施工用スポンジ、クロス、フクピカをメンテキットとして頂戴しました。フクピカは洗車倶楽部でも好評なのに、当初若干バカにしていた私でしたが、PRO施工後は3箱買って洗車の後に使用しています。今は大変気にいっています、といいたいところですが水玉がコロコロになりすぎるのと2回目以降の使用感が自分としては極端に悪く感じるので、故に高コストパフォーマンスというのを除けばですが。
あとMIXレジンは私でも扱いやすい液剤です。ソフトレジン(固形)としばらく思い違いをしていまして(^^ゞ)・・・ソフトが私でも扱えるようなものなら試してみたいです。
てなわけで、今のところGOLFは洗車後も摩傷が出ることもなく以前にも増して洗いがいのある車となり、横断歩道の通行人が振り返るほど光り輝いています。
いずれ、自宅メンテやPROメンテ(次回9/18予定)の状況も報告できればと・・・。
(暇があれば(^^ゞ)
※1.松村さん曰くポリラックもあまり塗り重ねて皮膜を厚くし過ぎると塗装によってはかえって傷を浮き立たせてしまうことがある・・・らしいです。
※2.Amwayシャンプーは泡立ちも良く高濃縮で経済的なので以前からいつも妻に頼んで取り寄せてました。T
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HRC+プロ施工記
9月18日(土)PRO施工より約1ヶ月、最初のPROメンテです。本日は奥方のパジェロミニとともにプロテクトさんへ。数分松村氏とダベりまして、新薬HRC(ハードレジンコート)が完成し施工もできるとのこと。深みのある色に濡れたような艶と水玉ができにくい撥水性(なんかポリラックみたい)、薬品自体も結構高価なものらしいです。やっていただけるそうなので今回はドンテックPROメンテのつもりでしたが、HRCでのPROメンテをお願いしました。
作業は2〜3時間で終わるので奥方とパジェロ軽で近くのユニーで食材等の買い物をし、ついでに特価情報よろしくホームセンターにて我が家の残りの地域振興券でフクピカ(398円)を8箱購入。そういえばプロテクトさんはちゃんと代車をだしてくれますよ。
そして、午後6時、再びプロテクトさんへ。
まず車はどうかと申しますと・・・・・
「ウウォ〜ッ!!なんじゃこりゃ〜!」吸い込まれそうな深い色合、ゴージャスな艶、「う〜ん、ブリリアント!」マジヤバイでっせ。と、鳥肌が!ガソリンスタンドで手洗車WAXを頼むと大1枚位かかるのに、全くそれの比較にならないほどの超グレートな仕上がりとコーティング性能が4,500円弱でメンテ施工していただけるなんて信じられまっしぇーん(PRO施工車に限りですけど)。
この状態が自分の洗車で維持できればスゴイですよ。
ちなみに、PRO施工後の普段の手入れの甲斐あってか(私は週に3回・1ヶ月に12〜13回も洗うバカ)塗装はかなり安定しているそうで塗装硬度も上がったようです。
で、せっかくPROメンテしたばかりなのに、この1週間折しも大雨と台風が重なり洗車もできずヤキモキしていましたが、24日朝ちょっと晴れているくらいで(午後雨90%予想)強行洗車。 効能がポリラックと似ていると感じたのでポリラックのときを思いだすと、洗った後がチト不安になりましたが・・・。
ちなみに自分の洗車行程はといいますと、2つの16リットルバケツにAMWAYカーシャンプーを各キャップ1杯入れ散水ピストルをストレートにして高い位置から水をいれ泡立てます。足回りとフェンダー内部を先に洗います。スポンジを替えてルーフ、ウインドウ、ボンネット、サイド、バンパースカートの順にいきます。
パネル毎にシャンプーしては流しています。カーシャンプーを使う時のスポンジはこれといったこだわりはありません。よくある黄色いやつ(シャンプーのおまけについてるようなやつ)も使います。これは柔らかく大変泡立ちが良いので早く終わらせる時はいい具合です。なるべく気泡がボコボコあるのが好きです。ただし真水洗いのときは絶対使いません。ポリビニルアルコール製スポンジは泡立ちは良いしボディにやさしそうだし汚れはよく落ちて洗車のための素材って感じがしますが、ちょっとカタイのと小さいサイズのものしか売っていないのでもうチッと大きいのがあるといいです。セルロース系のものは天然素材で使用感はいいですが耐久性がないし薄いシャンプーだと泡立ちが良くありません。でも真水洗いには最適ではないかと思います。拭き取りはフクピカにユニセームを重ねてやってみたところ非常に具合が良かったのでもっぱらこれです。いろいろ合成セームやスポンジセームで試しましたがいまのところユニセームの成績が一番です。フクピカは1度使うと自らに撥水コートをしてしまい吸水性が極めて良くないので1回使ったら惜し気もなく捨てます(一応半分に切って使います)。
・・・変なところで長くなってしましました。
ポリラックを使っていた時は洗うと至近距離で見てなんとなく白っぽい感じがありましたがHRCはほとんどなく艶々です。小さいデジポットが所々あったのでいただいたメンテ用のHRCを施工してみました。水を絞ったクロスにつけて薄く塗りのばし15分ほど待ち、いきなりシュアラスター鏡面仕上げ用クロスでの拭き取りが非常に具合がよくデジポットもツルっと取れてピカピカニコニコでございます。もちろん磨きムラ・拭き跡なんぞはありません。ポリラックのグレードアップバージョンといった感じです。
デジポットといえばPRO施工後に不覚にも強烈なやつをもらってしまったことがありますが、一晩車を夜露にさらしてデジポットをふやかし早朝夜露が乾かない内に洗車してFXレジンで磨いたところ簡単に取れました。とにかくボディを冷やすのが肝心みたい。
それはいいけどドンテックはどうなったん?これってドンテックのコーナーに掲載してもらっているのにね〜。ドンテックもエエ感じのが出たそうなので次回以降のメンテの時にでもやってもらおかな。
10月某日コーティング日誌補足
最初のプロメンテから約一ヵ月経ちました。
相変わらず濡れたような黒い艶は依然健在です。
分けていただいたHRC液は艶出しと言うよりもクリーナ感覚で使用してくださいとのことで、ときどき気になる部分にHRC液を施すだけです。だけどそれだと施した部分と施してない部分で色艶に差が出るんでは・・・いえいえ全然差はありません。私は1週間に3回くらい洗車するアホですが、しかし何回洗っても艶が退けることはないようです。擦傷が復活することもありません。ポリラックの時のように施工の呪縛に囚われることもなくなりました。
ところで私が分けていただいたHRC液は完成はしているものの、松村さんにしてみればいまひとつ改良の余地が残されているらしい公表前のもの(正武氏曰く所謂β版)です。
β版というからには、ちょっと粘度が高いかな・・・濃い目に塗り込んじゃうと硬くなって拭き取り辛いとか、水適で変に液が延びても拭き取り辛いとか、塗込みに「ふきとり〜のW(ドンテッククロス)」は液剤を含み過ぎてクロスに目詰まりしやすくノビが良くないとか・・・え゛、施工下手のオマエにかかりゃどんなにいいコート剤もβ版だってっ!・・・ごもっとも(^^ゞ。今のところも水を硬く絞った不織布(スーパーワイピングクロスのような)に少量つけてスーっと延ばすポリラックのような扱い方が有効なようです。なるべく薄く塗り延ばす方が具合が良く、拭き取りは依然シュアラスター鏡面仕上げクロスやこれに似たプロテクトさんの黄色いクロス(プロ施工されると多分いただけます)で拭き取った方が「ふきとり〜のW(ドンテッククロス)」より良好で、私は逆に仕上げに「ふきとり〜のW」を使ったりしています。
とりあえず松村さんとしてはまだ十分に納得するレベルにHRCは達していないようで、私などは、艶・コート性能・撥水性能・帯電性等十分に満足のいくものでしたが、このレポートが掲載される頃はこれよりさらに改良されたものが公表されてんでしょうな。
それはそうと、このHRCの撥水特性を活かしたいのでフクピカをやめ(せっかく特売で沢山買ったのに・・・)、それに代わるセームをいろいろ試しました。もちろん、すでに洗車倶楽部管理人推薦セームはすべて使用済みの上です。
いまのところ有力候補は2つ。
1.シュアラスター洗車・水滴拭き取りクロス
どの店もシュアラスターコーナーがあったりして同社鏡面仕上げクロス同様に目立つ場所にあったにもかかわらず、カネボウ.プラセームと似ていると思い込み期待薄と買い控えていたが、ボディに貼り着かず吸水力もありフクピカにも劣らない大変ウレシイ跡形ない仕上がり、正武氏がシカトしようが(^^ゞ)週3回洗車の私はおススメします。とかいって、よく見る商品だけあってホントはみなさん知ってたんでしょ。
2.ふきとり〜のW
私は水を切るというよりは吸わせる方なので洗車後の水分が多量に残っている状態だとイッ発で拭き取るには吸水性は良いが吸水容量がクロスだけに足りないが、セームとして使い込むと多少風合いが変わり水を切るやり方でも、割合イケます。しかし約3週間使い込んだ結果、ボディに洗車後の水分があまり残らないHRCの撥水特性を活かせば吸わせる「ふきとり〜のW」で概ね十分、跡形ない仕上がりが得られるようになりました。
そしてそのHRC撥水特性とはいかがなものか。
ドンテック施工のフクピカ使用車は洗車すると水玉コロコロが頑張って多量の水分がボディに残ります(と思います)。私の場合、強い放水でシャンプー泡を流すと、たっぷり水滴が残りそれを拭き取ることを良しとしていたのですが、HRCの撥水特性を活かすにはその逆。強い放水でシャンプー泡を流すまでは同じですが、そのあとタラ〜と水をかけると(仕上げ打水とでも申しましょうか)洗車後の水分がスイ〜ッと切れるわ切れるわで、フロントのフェンダー辺りなどは拭き取る必要がない程きれいに水が切れております。そして少しばかり残った水気を拭
き取るだけです。フクピカ使ってる時はいくらきれいに水が切れてる部分でもプツプツと水滴が残ってましたもんね。
因に水が良く切れるんであって親水性光触媒コートではないので雨粒は水滴となってボディに残りますし、ましてや雨で汚れが「完全」に落ちるなんてことはないですよ。
ついでにHRCの帯電性はというとポリラックの帯電性は言わずとも正武氏が常に絶賛するところですが、私は正武氏ほどのポリラック歴がないので比較してどうのと言うのは畏れ多く経験不足で何ですが・・・。おそらく、おそらくですよ、少なくともポリラックと同等、もしくは超えていると・イイな〜みたいな・・・です。8月末ごろにHRCに含まれる成分であろうアミドポリマーという液剤をモニターでもらったんですが、嫁の車に施工したところコレが洗ってなくても埃っぽくならない汚れないのナカナカものでしたが。
もうひとつ、納品書の施工欄にHLCとあったので松村さんにそれは何かと尋ねたら、はっきりとは教えていただけませんでした。プロ専用とのことで、HRC同様しかも更にお高い薬剤らしいですがHRCにも含まれているそうなので・・・。
という訳でして、次回のPROメンテ日は11月6日です。
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HRC+プロメンテ施工記
11月6日(土)
プロテクトさんでの2度目のメンテ日です。
今日‘中央’では、松村さんが持っていったHRC+とHLC等で「品評会オフ」があるとのことで昨日遠路トンボ帰りした松村さんも気になるご様子。
ここで「HRC」について誤解があるといけませんのでちょっと一言。
いままで単にHRCエイチアールシーと述べてきましたが、本来は「PCS(プロテクト・コート・システム)」と言うべきで、松村氏よりそのコート被膜造りはプロ専用の「HLC」が主だということを聞かされました。「HRC」はHLCコートの下地造り及びHLC施工後の被膜クリーナ(所謂ポリッシュ剤とは違います)とでも申しましょうか、PCSプロコーティングは「HRC」あっての「HLC」、又は「HLC」あっての「HRC」だということです(ニュアンス違ってたらごめんなさい松村さん(^^ゞ)。
前回メンテ日に私の車は‘ドンテック被膜の上に「HRC」のみを施した’のではなく、所謂「メンテ」というより‘松村氏の手によりドンテック被膜を「HRC」と置き換え「HLC」をコーティングする’まさしく「PCSプロ施工」したも同様だったのです。
つまり初回メンテからの私のインプレは‘PCSプロコーティング及びβ版メンテ用HRC’についてのものです。販売されることとなった完成版「HRC+」にも「HLC」が配合されているようですが、買われた方がこれを自施工された際、インプレションが私とある程度異なろうかと思います。
それはそうとPCSプロ施工された車の場合、メンテの際は「HRC」での作業が主となるらしいのですが、またもや今回も特別に「HLC」をコーティングしていただけることとなりました。作業も見させていただきました。そのうえ、HLCでのポリッシングの途中に「試してみますか?」とエアポリッシャーを手渡され、部員の方ならきっと目を輝かせるところなんでしょうが、いかんせん自称施工下戸の私はビビッてチョイとボディに当てがるにとどまったのは言うまでもありません
(^^ゞ。(同じエアでもブラシなら自信あるんですけどネ(笑)。グラデのごとうと言われた過去もありましたし・・・)
そして「普通ならコレにヨゴレが移って黒くなるんですけどね〜、全然着かないですよ。ホントにこの車汚れてませんね〜。やあ、サスガ。」と言われ、洗車の行き届いた車はコート剤の乗りも全然良いようですし「1回の施工より10回の洗車かな」と思う私でありました。まあ、逆の考えのお人の方が一般的だと察しますが・・・(笑)。
最終仕上げも終り、また一層色艶に深みが増した感が得られ、更に塗装表面硬度も上がり(4H)傷も付きにくくなったとのこと。・・・「逆に傷ついたら後がヤバイですね。」・・・って、え゛。
HRC+とHLCは完成版といえどもまだまだ品質の向上に余念のない松村氏であります。「また、モニターしてください」と、完成版HRC+と取り敢えず今のところ販売する予定のない高価で貴重なHLCも分けていただきました。自分にHLCがうまく施工できるのだろうかという不安(^^ゞもありましたが、氏のご熱意を無にせぬよう使ってみたいと思います。(正武さんフォロしてネ(^^ゞ)
お〜、今日は半日もお邪魔してしまった。
して、帰り際、たまたま業者の方が来て松村さんも初めて注文した一般には珍しくも目新らしい「プロ用手磨きポリッシャ(?)」が1個届きました。注文から届けに1週間かかるその貴重な品物を「これもモニターしてください」って何と私に預けてくださったのです。1週間後の追加注文してまで。「うーむ、もはや自称施工下戸などとは言っておられぬ。」(正武さんフォロしてネ(^^ゞ、いずれそちらにも届くと思います)などと感じ入る帰路でありました。
擦傷を消すための研磨は擦傷の深度まで削ることで、繰り返せば塗装は本来の輝きを失う「削り」は「基本的」にはしない。攻撃ではなく守備なのだコーティングは・・・・・・いや〜、それにしても今回はホントに色々なお話しが伺えて勉強になりました。一筋の傷もない塗装は理想ですが、私は完全無傷派指向じゃないし、それより新車本来の状態の輝きをいつまでも維持できる方がうれしい(色にはウルサイぜ)ので全く共感することばかりです。
とは言っても専門的な事は私にはよく解らないこと(正武氏やYASU氏がうらやましい(^^ゞ)もありますが、私は私のスタンスでプロテクトさんとお付き合いしていきたいと思います。
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皆さんからHRCは拭き取り難いという掲示板の声をよく聞きます。
施工下手の私ではありますがHRC開発途中のアミドポリマー試用と発売以前のβ版より使用している経験から下手は下手なりに「拭き取り難くしない施工術?」など記してみました。少しはご参考になれば幸いかと存じます。・・・・
・・・・まず、どんなコーティング剤でも一応に日光のあたる場所やボディが焼けて熱い場合の施工は控えた方が良いとされていますが、HRCの場合それがムラ・シミになる等ボディに悪影響を与えることはないようです。むしろ熱を加えて塗込んだほうが定着が良いとさえ聞き及んでいます。ですが、日光のあたる場所でむやみに塗り込みをすると乾燥速度を遅らせるためでもある純水がジュワッと蒸発しHRC原液が硬く固着し拭き取りが困難になってしまいます。陽のあたらない場所で施工した後、陽にあてるほうが無難かと思います。
塗込みに水を絞ったクロス・スポンジを使用される方もおられるようですが、塗込みに水分を使うとHRC原液が変に薄まって結果的にこれは逆に乾燥が促進されて塗装面と原液が硬く固着しやすい状態になってしまうようです。水を絞ったクロス・スポンジ塗込みはかえって拭き取り辛くしてしまうかもしれません。
水で薄めないよう、原液のまま薄く塗るのが拭き取りやすいですが、ポリラックのように長い距離を軽くシュッーとノバすのは私にはちょっと難しいです。ちなみに私は20センチ位の短い縦距離をターンしながら横へ横へ塗りのばして、生乾きの内に拭き取っています。
それとスポンジの直接塗り込みは液の粘度からして厚塗りになってしまう傾向があります。
言うまでもないですがクロスを硬めのウレタンスポンジ等でかたく包み施工面をピンと張った状態がやはりイイように思います。
また、キュッキュッと往復して塗り込みする際、折り返し点でHRCが濃く盛られてそこも硬く固着しやすいようです。折り返し点はキュッとターンせずに小さな弧を描くようにターンすれば少しは大丈夫のようです。
硬い拭き残しは水を霧吹きするよりHRCを再度塗って「即」拭き取った方が良好です。それより塗り込みに使ったクロス面の裏側に滲みだしたHRCの湿潤成分で拭き残しを拭ってみてください(^.^)。
カネボウ・プラスミューシリーズ「車内ふきとりクロス(”ワックス後の艶だしにも最適“のシール有り.680円)」での最終仕上げが結構よく拭けます。硬く固着したHRCの拭き取りには「ふきとり〜のW」「シュアラスター鏡面仕上げクロス」よりも良好ではないかと思います。
塗り込みにも良好です。
「ふきとり〜のW」「PCSクロス」の施工はプロや施工上手な方にとっては最適かもしれませんが、厚手で液をよく含み、私のような施工下手には結構扱い辛かったりします。カネボウ・プラスミューシリーズ「車内ふきとりクロス」は「ふきとり〜のW」を薄手にして表面がキメ細かくなった感じのものです。スポンジを包んでもモゴモゴせず液の含みも薄く、私的には今のところ最も塗り込みやすいクロスとなっています。
・・・あと拭き取って透明になったはずが翌日磨き残しのようにうっすら白く湧いて出る場合もあります。これは何とかならんのですかね、正武さん?
塗り込み用クロス・スポンジにつけた液剤は極力乾かないようにしたほうがよろしいようです。
ちょっとほっといて液剤が白く乾いてしまうとクロスが硬くなりその後の施工に支障がでるだけでなく、クロスを洗った後でも硬くなりっぱなしで厄介なことになる場合があります。
塗込んで拭きにかかる際、数分時間が必要ならその間にクロスにつけた液剤が乾かないようにビニール袋(ジッパー付きのポリ袋がベター)に入れたりラップに封じるなりして乾燥を防ぐようにした方がよいかと思います。ジッパー付きのポリ袋は1セット10袋入程度で売られていますが、各種スポンジやセーム・フクピカ等を収めるのにも重宝します。
先に液剤をつけたクロス面の裏側で硬い拭き残しを拭いてみてください(ちゃんと仕上げ拭きはしてくださいネ)と言いましたが、しっかり塗込めたい場合も、液剤をつけたクロス面で数回塗込み裏返して裏に浸透湿潤した幾分透明なHRCの成分で更に磨き込んでも良いかと思います。そうすることでHRC成分もしっかり塗込める上、折り返し点などに硬く固着しそうな部分もほぐされ拭き取りも楽になるかと思います。
ただ、裏に浸透湿潤した幾分透明なHRCの成分は裏側がきれいな内に使用するには限りがあることをご承知ください。(私はありがたがって使っています)
と、まあ、わずかながらでも「拭き取り難くない施工」の手助になりましょうか?
私としては「良い施工方法」として記しているつもりは毛頭なく、あくまでご参考程度のレポートのつもりです。
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私の地元・まだまだマイナーな尾張物
洗車倶楽部では「ふきとり〜のw」でおなじみ、クルーズさんのポリマー
ダサダサのボトルラベルデザインが、うさん臭い雰囲気の
「リキュード オール・イン・ワン らくらく・ポリマー」使用記
実は随分以前に購入してたんですが、施工不得手&余りにうさん臭いため匂いしか嗅いでませんで、年が明けてやっと施工いたしました。(^^ゞ)
この商品(以下「らくらく・ポリマー」)は、ご当地尾張・美濃・三河地方でも一部のディスカウントストアやジェームスにしかなく、ダサダサのラベルデザインのせいか売れ行きも決して良くないシロモノで、あるディスカウントストアではいつも山積みにされて全然売れていませんでした。が、季節柄とはいえ年末にかけては一気に半分ほど売れておりました。中央では今でも入手は困難でしょうか?
「らくらく・ポリマー」の実力を知れば大手カーショップ(ジェームス以外)も目が節穴でなければ黙ってはいないでしょう。それにはまず、うさん臭いラベルがネックだ。
ま〜、それはともかく・・・。
まだ耐久性などスパンをおいた検証はしてないのですが、第一印象として 耐久性に問題なければポリラック、ドンテック、HRCなどすら凌駕するんではないかと思うくらいの実力があるかもしれませんっ。
ハッキリ言って初めてポリラックを使ったときよりショックだ。
です。
「らくらく・ポリマー」はとにかく名前のとおり施工がラクラク。
よくのび、簡単に拭き取れる。ムラもない。汚れも落ちる。艶も良い。小キズも消える。
施工する素材も神経質ではない。スポンジ、不織布、使い捨てクロス、当然
「ふきとり〜のW」など・・・私のような施工音痴でも全く問題なし。施工の失敗など考えられません。まさに、ラベルに書いてあるように
「これ1本ですべて解決」であります。
嫁のパジェロミニ(ガンメタリック)を車柱にしたインプレです。
●製品概要
品名/「リキュード オール・イン・ワン らくらく・ポリマー」
成分/アクリル系樹脂、石油系溶剤、マイクロパウダー
性質/水溶性
容量・価格/300ml・1,500円前後(定価不明)
会社名/株式会社クルーズ TEL052-781-4781
●施工素材
塗込みに「プラスミュー・マルチ/ふきとりクロス<ジャンボ>」「プラスミュー・車内用/ふきとりクロス」「普通のWAX用スポンジ」。
あてスポンジは「ホルツ・コンパウンド用スポンジ」。
拭き取りに「プラスミュー・マルチ/ふきとりクロス<ジャンボ>」「ふきとり〜のW」「シュアラスター鏡面仕上げクロス」その他。
●施工
ポリラック等と同様です。非常にラクにス〜ッと塗りのばせます。水を絞ったクロスでは塗り込みしませんでしたが、ポリラックと遜色ありません。ボディに水分が残っていても問題ないですが、水溶性といっても石油系溶剤の匂いが強く塗装面以外の使用もできないです。
塗り込みは特にクセのようなものはないようです。あるとすればキャニヨンノズルから液剤をクロスにつけるのはうざったく、そ〜っとやらないと飛び散ったりします。洗車倶楽部員の方は能書きのようにボディに直接スプレーなんかしないでしょう。
拭き取りは、これまた非常にラク。拭き残しに苦労することもありません。これも特にクセのようなものはないようです。塗ったあと時間をおく必要もないようです。乾ききる前に拭き取れるのでラクです。ま〜、この辺がボディとの結合定着の点で耐久性に不安が残る部分ですが。
マイクロパウダーの役割はクリーニングと液剤をのばしやすくするためでしょうか。水アカくらいは落とせる効果はあるようですが、車に水アカがついてないので汚れ落とし性能の限界はチト不明。しかしながら、とりあえず十分な汚れ落としはできていました。
小傷埋め消し性能は特筆に値します。微細な、いわゆるリング光彩などは見事に消え去ります。筋傷もGT-88なんかより遥かに良く消え、樹脂が「埋めたぞっ」と言わんばかりでソコソコの深手(程度ってものがありますからね(^^ゞ)もよく擦り込むことで目立たなくなりました。
艶はクリアで被膜感もありドンテックのような白っぽいカブリもありません。ポリラック以上HRC並です。思わず自分のゴルフにも少〜しやっちゃいました。磨傷がきれいに埋って見えなくなり色も濃くなった感じ。正武氏がメインで使用してもイイという気持ちがソリッドブラックでも分かる仕上がりです。
丸1日の状態で見る限りでは埃もつきにくい感じです。HRC並(未満)ではないかと思います。店頭POPでは真球水玉撥水もしないらしいので主成分がアクリル系樹脂で水溶性というのはポリラックと通じるものがあるのでしょうか。被膜も柔らかいっていうイメージありますが。
能書だと約6台分施工ができるようで、ポリラックと比べるとかなりのCP。
問題はコート性能の耐久性と使い続けることによって何か弊害があるかどうかです。
埋め消した小キズは洗車何回くらいで湧いてでるのか?(おサルさんにはなりたくない)
シリコンは配合されていないが、フッ素も配合されていないので単なる光沢膜なのか?(んなことはないと思いますが)
クリーナ(研磨剤か)の研摩レベルは?・・・・・
総じて施工音痴の私でも非常にスイスイとムラなく美しく施工でき、初めて施工を面白いと思ったくらいです。とにかくまだ1回しか使用していないのでこんなところで(^^ゞ。
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HRC+300施行記
HRC+を濃色車により一層対応できるように改良されたHRC+300と、そのプロトタイプのHRC+GTを試用させていただきました、最初HRC+GTを試用した際、現行HRC+と比較して思ったことは、
1.液剤の粘度がゆるくなったので、ボトルから液を出しやすくなった。
細かい事いうとキャップ閉じる時、液がチョコっと飛び散る。
2.のばしやすくなって、拭き取り粉もあまり出ない。
3.透明なフィルムを密着させたような厚くクリアな被膜感。
4.ツルツルっというよりスルスルっ?って感じの手触り感
5.多少埃を吸い寄せてしまうか?1度洗車すれば現行HRC+並。
6.洗車後ボディに残った水の引き方が素早くなったような。
ベースは現行HRC+なので劇的に変わった印象はありませんが、味付けの部分で現行HRC+と個性の違いがうかがえます。
又、プロテクトさんのお話によるとイオンデポジットが付きにくく、傷付き性能や被膜酸化性能を向上させているとの事ですが、施工2日後に見舞われた天気雨で皮肉にもウォーターデポジットが発生。相当強烈だったせいか今だ完全には取り切れてないのは事実で、しかしこれは施工していない部分と見比べるとGTの影響というより強烈過ぎるのは何やっててもこびりついてしまうもんだと今のところ認識しております。
で、ウチもようやく雨風露くらいはしのげる施設(笑)ができたので機械施工に初挑戦。
そもそも施工音痴の上、機械施工超ド素人の私はまさにナントカに刃物状態ですが、松村氏直々にレクチャーしていただき一応は準備完了。
HRC+300はオービットサンダー+PCSパッドによるクロス技法で施工いたしました。
PCSパッドにHRC+300を最初たっぷり着けて作動、しょちゅう洗車してるので、ち〜ともクロスが汚れずクロス面を変えるタイミングが把握しきれませんでしたが、取りあえず気にせずガンガン液剤をのばしていきます。ほとんど粉がでないくらいになるまで磨き込み、途中拭き取りをしながら仕上げていきました。ボンネットは液剤を多めにし、圧をかけながら念入りにオービットを回したので膜厚がついていくのが分るほどでしたが、最終的には液剤がいつもの3分2程しかなくならず、他の部分もっとたくさん液剤使わないとヤバイかなと。
でもまだ、拭き残しや後から白く湧き出る部分ができる傾向が若干あるようですが、現行HRC+と比べると探さないと見つかりにくいレベルにまでなっていると思います。それは良しとしても、見つかりにくいものを探しながら拭き取るのは返って骨の折れる作業だともいえます。そこで、私はオービットで塗り込みした後、いきなり水を硬く絞ったシュアラスター鏡面仕上クロスで拭き取ってそのあと乾いたクロスで仕上げ拭きをしてみたところ、拭き残しや後から白く湧き出る部分を一度にクリアすることができました。
膜厚着け過ぎたボンネットは正武さんご指摘のように、若干白っぽくカブってしまったような感はあったものの、全体的にはクリアな皮膜感たっぷりの仕上がりとなりました。
ところでシュアラスター鏡面仕上クロスですが、洗車後水分が余り残らないHRC施工車の水分拭き取りに素晴らしい効能を発揮いたします。あらゆる合成セームを試した私の答えともいえる結論です。吸水性抜群で傷つけにくい上、拭き跡が残らず使用感も最高!ゆえに通常の合成セームの半分くらいの時間で拭き取り作業が完了できます。更にはHRC+の白く湧き出た部分も除去していきます。
HRC+とHRC+300で好みは別れると思われますが、自分はもう少し様子を見てからでないとなんとも甲乙つけがたいです。
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HRC施工車限定
お薦めメンテナンス
HRC洗車というよりも私の場合はアレンジ版ですが、コレが極めて良好な効果を表わしております。ベースがHRCであることが条件です。私がなんぞが下手にポリシャー施工するより遥かに仕上がりもよく、かつ簡単でクセになりそうです。
ちなみに私のアレンジ版とは、「洗車HRC拭き取り磨き」じゃあ!。
用意するもの
●HRC+300またはHRC+(最新版)またはHRC+MIX
●PCSクロスまたはふきとり〜のWまたはシュアラスター鏡面仕上げクロス
1/普通に洗車し自然排水を促すため軽くシャワーかホース流水で打ち水して、水気は拭き取らない。
2/水をかたく絞ったクロスにHRCを適量(少量)つけ揉みほぐす。洗車の水気を吸い込ますように軽く拭き磨く。そんなに丹念に磨かなくてもすぐ透明になってくる。
3/随時適当に水気を絞ってときどきクロスにHRCを少量補充しながら全体を拭き取り磨きする。
もしも時間とともにまだ拭き取ってない水気が乾いて多少の跡が残ってしまっても、むしろその跡を除去していくことが「拭き取り磨き」のめやすにもなる。(でもデポジットは作らない方がイイに決まってます(^^ゞ)
4/乾いたクロスで仕上げる。
4/おわり
いままでHRCのネックであったことの後から白っぽい湧きあがりが出ることもなく(液剤改良の効果もあり)ムラなく仕上がり、簡単でありながら見た目はほぼプロメンテなみの効果が有ろうと思います。皮膜を着けようと思わず液剤を着けすぎないようにするのがコツです。
すでに元祖HRC洗車を実行されている九州のヤスさんあたりは、かなりの成果をあげているものとうかがい知れます。
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NEW HRC+
S703
また、オマエか!という非難のお声はさておいて、これも私はプロテクトさんと同じ市内に住む者として、一宮市の地場産業振興のために・・・でありますからして。
今回、発売以来、約10ヶ月ぶりに大幅なバージョンアップをしたHRC+をプロテクトさんで施工をしていただきましたので報告をいたします。実は、7月1日のメンテの際、施工法を試行される意味で旧来のHRCをいつもと違う方法で施工をされました。ですが、一週間後の洗車においてオーロラと呼ばれる現象が発生し、それを松村氏にお伝えしたところ、それでは今度は7月15日に新型液剤での再施工で、ということに相成った訳です。
今回のバージョンアップではHRC+も2液になり、よりクリーニング性能を強化した肌調整剤HRC+S703と、よりコーティング被膜性能を強化したNEW-HRC+となりました。
いつものように、仲睦まじい松村さん御夫婦(それに引き換えウチは・・)による共同作業で迅速に事が運びます。今回は2液施工なので少々時間がかかるのかと思っておりましたら、意に計らず2時間弱で作業は終了。2液施工なのにいつもより速いくらいのペースで完了したことからして、液剤の作業性も向上していることがうかがえます。
早速、仕上がった車を拝見しますと「黒い・・・」。今までのHRCより被膜厚感10%増といった感じでもあり、今まで施工したては僅かに白っぽくなってたことも無きにしも非ずでしたが、全く真っ黒。おそらく細かいキズも相当消え去っていることもあるのか、被膜感とも相まって非常に深みのある黒に仕上がっておりまする。
今回、1週間は洗車せず無防備に経過を見ることにいたしました。
1週間後の洗車の際に感じたことは、まずは、余り埃が着いていないこと。今まででも帯電性は優れていたのですが、更に向上した感があります。
洗車に臨み、水をかけるとうっすらとした埃や塵とまず反応して水玉にはなりましたが、ひとたびスポンジクロスで撫でるとサーっと水は切れ始めます。油分も減調整してあるようです。
一部NEW-HRC+を使って洗車拭き取りをしましたが、大変よく伸び直ちに透明になってしまいます。しかしながら、クリ−ナ成分は旧来のHRC+より抑えてあるので、洗車用に使用するには汚れやデポジットが良く落ちる旧来バージョンのほうが作業感は宜しいかと思います。
小傷のあたりにS703を擦り込んでみましたが、コレがすごい。傷消し感のストライクゾーンが広い私ですが、かなり真ん中寄りです。ついに、鉱物性コンパウンドでも採用されてしまったのかと思う程でしたが、うかがった話しによると「S703の研磨性能はスポンジで同一個所を削る気持ちで強く早く100往復で約1ミクロンほどしか削れません。300回で3ミクロン(3H以上塗膜の平均)でした。通常の作業で繰り返し使用しても大丈夫なように調整しており、埋める作用も含ませていますからF404より安心していただけると思います。使用する前に良く振りジェル状にしてお使いください。」との事でした。
旧来HRC+とF404を混ぜて施工を試した際、割と良好であったことを覚えていますが、2液混合しての施工も1度試したいところです。HRC表示のものは、松村さん曰く「混合しても叶(可能)な姉妹」艶はゴージャスということで、お後がよろしいようで。
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PCSHGプロコーティング施工記
プロ施工のみで扱うHGの施工記を、こちらへ持ち込むのはある意味で洗車倶楽部の趣旨とは違うのかもしれませんが、僅かながらでもご興味のある方はおられるカモと思いご報告いたします。
HGっていうのはいわゆるガラス系コーティングの類いなのですが、こちらでもよく話題になっているGF、イージー、クイック、クリスタル等とは薬品の供給元が異なるケミカルのようです。PCS・プロテクトさんの方で、長らく施工用に研究・開発されてきたのですが、ようやく製品もほぼ完成し本運用を始められることとなり、早速私のゴルフ4にも施工をしていただきました。
HGっていうのはハードグラスってことらしいのですが、無機質のシリカ樹脂ってのが主成分で、これが空気に触れて固まるとほんとにガラスのように硬く硬化します。コップの底に完全硬化したヤツも見ましたが、硬〜いプラスチックというか、そうそうセメダインが完全に固まったよーな状態のものでした。ひえー、こんなんコート剤にしたら塗装と同んじなんじゃーないの、と思いましたが、コイツを修正可能な施工ポリマーに仕立て上げられた訳ですね。
HRC+やポリラック等のようなポリマーには、研磨剤やフッ素等の粉体が配合されているのでクリーニング性能があったり、また、乾けば余剰分を拭き取ればイイし、まあ、僅かに白っぽくカブったりすることもありますが、施工の際には融通が効きます。コレは乾けば全部皮膜となる無色透明なシロモノの上、かなりの結合力なんで下地調整がモノを言います。
私のゴルフ4に施工された際にも、作業的には全部を10とすると下地調整に7、HGコーティングに1、焼き付けに2、ほどの時間割合だったように思います。
このHGコーティングに1っていう時間割合は、素早く適確に作業を遂行する必要性からでしょう。要するに、数時間のランニングした後に全力ダッシュせにゃアカンようです。
詳しい施工方法はおいといて、仕上がりはというとガラスが張り付いたようなクリアーな艶と、特にブラックは映り込みが半端じゃありません。雨や泥などで汚れていても夜間照明下ですと艶が汚れに打ち勝って、だいたい3m以上離れると汚れが分からなくなるほどです。スーパーなどの駐車場ですと、私の車だけ一種怪しい黒い異彩を放ってなんとなく不思議な気持ちになります(笑)。
樹脂部については、ゴルフ4は剥き出しのウレタン樹脂がドアミラーの付け根しかないのでナンですが、これは間違いなく良好です。HGを施工されれば梨地ウレタンパーツの処理に面倒な思いをすることもなくなるでしょう。ウェザーストリップも今のところ黒さを維持しております。タイヤは・・・タイヤってやっぱり、コレといったケミカルないですねー。しょうがないですねー。
基本的には、接触角のキツイ水玉撥水ですが、イオンデポジットは着きにくく、洗車にしても汚れは極めて容易に流れ落ちます。HRC+でのメンテを推奨されていますが、洗うだけで十二分な艶が維持できるように感じますし、HRC+を使うんであれば、HRC洗車以上のことをする必要はないでしょう。取りあえず洗車はかなりラクです。サイド下部からバンパー辺りはハンディブロアで殆ど水気が吹き飛んでなくなってしまいます。
フクピカなどはHGの性能維持に結構イイような気もしますが、同じ水玉撥水でもフクピカの水玉はHGの排水性を邪魔するかもしれませんね。
施工の1週間後と2週間後、洗車の際に僅かな拭きムラらしき跡を見つけました。施工直後にはなかったはずなのですが、部分的にちょっとした拭き方の違いが、水というか雨によって反応したのかもしれません。HRC+でいとも簡単に処理できますので何の問題もありません。が、9Hに完全硬化した後だと、どうなんでしょう(笑)。