以前、正武日誌でご紹介した、2013年3月20日、東京オペラシティコンサートホールでの吉松隆氏の還暦お祝いコンサート・・・
・・・この曲を吉村七重さんの二十弦琴と長谷川洋子さんのチェロで演奏されたのですが、これは管理人鳥肌立ちまくりの感動でした、この曲が入ってないのは惜しい!!コロンビアさんも随分と胆力のないこと・・・
・・・これはホルンとピアノというこれまた一風変わった編成の大変興味深い楽曲でありました
・・・・と言った楽曲が演奏されたわけですが、これを省いてしまってはCDタイトルの「鳥の響展」の意味合いが半減してしまうんじゃないのかしらん???と思ったのはコンサートに居合わせた凡そ98.86%の方は同意されるところなのではないかと管理人的には少々残念なところでありますが、こういった曲目もあっての「鳥の響展」なんだというところはCDだけで視聴される方には申し上げておきたいポイントなのでありまする。
ということで、大仰にCD二枚組になっている割には、全部の楽曲が収録されていないというのはマイナスなのでありますが、それを差し引いても収録されている演奏は大変に素晴らしく、特に管理人が大好きな須川展也氏が活躍するサイバーバード協奏曲はライブならでは!!という演奏で絶賛に値する名演であると信ずるところによってご紹介するものであります。とりわけ三楽章の風の鳥 はもう、a brilliant performance!!としか言いようがなく3:40過ぎ辺りからは鳥肌立ちまくりの演奏の収録となっております。
あえて言わせてもらえばこの演奏を聴いて鳥肌が立たないような輩の方は、よほど音楽的素養に乏しいか、もしくはお使いのオーディオシステムの再生能力が著しくダサいかのどちらかだと思って頂いて結構(^^ゞという演奏であります。
逆にいえば、ある程度音楽好きの方でしたら、この演奏を聴いて鳥肌が立つようにオーディオシステムを調整(トーンコントロールやらスピーカーの向きやら位相の調整)を行えば宜しいということになります(*^^*)
ちなみに、第一部はばっさりとカットされてはいるものの、当日(特に管理人のごとくおじさんおばさん世代には)サプライズであったキース・エマーソン氏の演奏はバッチリ収録されております。人によってはこの演奏を聴くためだけにこのCDを買っても本望という方もおいででしょうが、食わず嫌いはいけません、せっかく購入されたらほかの楽曲も聞いてくださいませ、オーケストラと言うのはロックにも劣るとも勝らないということはない素晴らしさであることが理解できることと存じます。
オーディオチェック的には、ダイナミックレンジのが広く、極低音から高温(超高音域は若干カット気味?)大変素晴らしい録音となっておりまして、ステージの床の震えが手に取るように解るような素晴らしい収録であります。
ただ、管理人的な好みを言うと若干オンマイク気味過ぎて、せっかくのライブ演奏なのにコンサートホールでの演奏であるという感覚が少し乏しいのは残念な所、まるでスタジオ録音のような風情の音となっております。。。それだけに眼前にあたかも観てきたかのように広がる光景が音のみで展開されるというオーディオの醍醐味は味わえるお勧めの一枚となっております・・・
・・・ホールの客席で聞くというよりはステージ上で演奏している立場に近い音場感はまぁあれですね、指揮者になったらどんな風に聞こえるんだろう?とかお思いの方には参考になるのではないかと思うところありおりはべりいまそがりであります・・・
・・・話は少々脱線しますが、どうにも日本のレコード会社(メジャーレーベル)さんは大編成の演奏はマルチマイクで録らないとステレオフォニックにならないという固定概念があるようで管理人的には昔から残念に思うところなのであります。この話を読んで管理人が何を言っているか解らないけどオーディオは好きと言う方は、同じ楽曲でテラークレーベルと他のレーベルでの演奏と聞き比べてみてください、これで管理人が何を言っているかわからないという方はオーディオにお金を注ぎ込むだけ無駄なのでやめておいた方がいいです(笑)<ちゅーか本当に違いが判らない人が居るんですよ!!(^^ゞまぁ逆に言うと、「耳に自信がある方」はこの違いが分かるようシステム調整してくださいということにもなりますがねん・・・
たとえ、マイク二本でホールの客席で録音してもちゃんとステレオフォニックになるというのがこちらの実例・・・
ディスク:2
※ 吹奏楽コンクールでやる楽曲なんて何百遍も練習してんだろうに!!お前それで、音を間違えるのか?このバカ者!!と思ったそこのあなた鋭い!!
そりゃ〜いくら管理人が何時もヘラヘラ(´▽`)おバカさんだって(^^ゞコンクルールでやるような楽曲は暗譜していましたよ!!まぁ血反吐はくほどではありませんでしたが(^^ゞ練習だってそれなりに・・・(苦笑)
・・・しかしながら、この部分、作曲者の方が何を思ってかは定かではないのですが、譜面上ではチューバの音域を遙か超えた表記になっておりまして、有体に申し上げて「演奏困難」というより、不能!!(笑)な楽曲だったのであります。
だもんで、ほとんどのバンドはオクターブ下げて演奏したわけであります。当然わが校もそういうことにして(笑)練習に励んだのでありますが、それだとなんか違和感があるというか、やっぱり「そこに音がある」のが作曲者さんの意向であろうという結論に達しまして、吹奏楽ではユーフォニアム(ユーフォニウム)というこれまた便利な楽器が備わっておりまして(オケでいうところのチェロに相当する機械であります)その部分はユーホのソリだったのでありますが、幸いユーホは二名おりましたのでT君がソリ、H君がチューバパートの代役で演奏するという取り決めになっておりました・・・
・・・が、しか〜し!!なんとコンクール当日にT君曰く、「お前が楽器を構えているとどっちがソリをやっているか解らない!!故にお前は吹くな!!」とH君に申し渡したそうなんですが、これまた信じられないことにH君「ハイそうですか」と(誰にも断りなく)T君の言う通りに我がパートの代役を放棄したのでした(笑)
・・・楽曲が進み、事情を知らずにその場に差し掛かった私は驚愕しました!!頼りにしているH君、楽器を構える気配すらなく「お休みモード」(爆)です!!オイラは焦ったもなにも・・・我がパートも2名おりましたがもう一方はどこ吹く風で知らんぷり(気づいてない?)です。咄嗟の判断でオリジナルな音で吹くことにしたのですが、楽器の音域を遥かに超えてるため替え指を使わないとならなかったのですが、その計算が間に合わず(確か♯がいっぱいくっついていた)普通の運指で演奏してしまったという・・・お粗末さまでした(笑)チャンチャン。