最初のバイク(HAWK−U)を16歳で購入してから20年、固形ワックスを使用し続けてきました。特にポリシーがあるわけでなく、その時代にはそれしか無かったからです。特別にきれい好きではないのですが、「車とバイクはいつもピカピカ」が好きなせいで人からは洗車マニアと呼ばれる様になりました。
現在の愛車はシボレーアストロ、1994年式ロング(エルグランド等とほぼ同じ大きさ)、色はソリッドブラック、洗車には気合と根性が必要です。洗車好きの私でも泣きが入っちゃうぐらいですから。さすがにちょっと楽がしたくてポリラックを使用してみました。
本当の事を言うと、この手の物はまるっきり信じてなくて「固形ワックスが艶も持ちも一番!」と思ってました。今でも思ってます。それではポリラック使用記の始まりです。
10月10日(快晴)
午前9時、洗車場に向かいます。いわゆるコイン洗車場ではありませんので水道水(上水)をホースから使用できます。では洗いましょう。まず通常のシャンプー洗車、ゴシゴシ。続いて鉄粉取りシャンプー洗車、ゴシゴシ。最後に粘土で仕上げ、ゴシゴシ。この辺で疲れによる幻覚が見えてきます。現在正午、しかし鉄粉取りシャンプーって効果があるのかな?反応してるの見た事ないぞ。ユニセームを使用して拭き取り。
この時点でかなり車体はきれい、でもワックス分は残っているようで水滴があります。
そのままワックス掛けの場所に移動。
午後1時、ポリラック使用開始。まずバケツに水を用意して、「うわ!なんだこりゃ!!」が第一印象、なにしろ固形ワックスしか使ってませんから、あの白くてドロドロの液体を見れば驚くのは当然。マニュアル通りにヘナヘナのHクロスにポリラックを塗布して施工します。「わからねー」が第二印象、濃度、力の掛け方、クロスを代えるタイミング等全然分かりません。すべて勘です。ここで驚いたことが一つ、クリーナーとしてポリラックは最高!ということです。午前中みっちり3時間かけて洗車をした車とは思えない程汚れ(多分古いワックス)が落ちます。これだけでも価値が有りますね。調子に乗ってガンガンポリラックを塗布していきます。アストロ1台でHクロス3枚使用しました。(Hクロスはもう真っ黒。)30分程、乾燥させて拭き取りです。車体にははっきり白い粉が残っています。固形ワックスであれば完全な失敗ですがSクロスで拭き取って行きます。やはり厚塗りでした、Sクロスを3枚使用してなんとか拭き取り終了。「おー!ムラになってない」が第三印象、もちろん多少のムラ(車体から30センチの辺でよく見ると分かるくらい。)はありますが、はじめてのポリラックです、すべて勘で作業した割には良い出来です。
午後4時、2回目の塗布開始。クロスが残り1枚しかない事からかなり薄めに施工を行います。1回目がHクロスを両手で固く絞ったのに対し、2回目は片手でギュッと絞る程度にします。なにがすごいって2回目でも汚れが落ちてくるのには驚きました。驚異的といっても良い。この汚れが無くならないとポリラックの効果は完全ではないのでしょうね。Sクロスが目詰まりしたので、やむを得ずNクロスを使用します。
もー全然だめ。作業時間が倍かかります。ポリラックを受け取った時(通販で購入)スーパーワイピングクロスを見てとんでもないバッタ物をつかまされちまったと思ったのですが、このクロスが一番優れ物でしたね。ワンボックス車の方は2セット購入したほうが良いでしょう。私はこのクロスだけでも欲しいのでもう1セット購入するつもりです。
午後6時、作業終了。ほんとに疲れたぞ。慣れない薬品(あの匂いは薬品だ)を使用した事、作業をかなり慎重に進めた事もあっていつもの倍ぐらい疲れました。さーここから、厳しいチェックです。食事がてら良く行くファミレスの駐車場へ、蛍光燈とネオンで映り込みの確認です。「違う。」固形ワックスの艶とは明らかに違います。
なんて言うんでしょう、車体が輝いているのではなく、車体の上に幕が一枚あって、それがテカテカしている感じです。うーん、説明が難しいけれど非常に人工的な輝き方です。それと同時に車体のエッジラインの印象がぼやけている気もします。こうスパーンとした印象が無いんですよね。(美しさではその辺の車とは比較にならないくらいに奇麗)自然光の下で見れば又違う印象なのかな。と思いながらファミレスの窓からずーっとアストロを眺めてました。
10月11日(快晴)
私の使っている駐車場は屋根付きで車を保管するにはかなり良い環境で、埃、泥等はほとんど入ってきません。それでも埃の吸着は少ない気がします。この辺はもう少し使用を続けてから判断したいと思います。さー出発です。太陽の光の下で見るアストロはピカピカですが、違和感が少し有ります。これは慣れの問題でしょうか?ナチュラル感に欠けるというか、テカテカというか、光りすぎ?車体その物よりポリラックだけが光っている感じです。表現力が無くてお恥ずかしい。ただ、光っぷりはインパクト有りますねー。あの施工のお気楽さでこれでしょ、そりゃみんなお猿さんにもなりますよ。